2日(日) 大森うたえもん君(クンちゃん)のミュージカルが、世田谷パブリックシアターで終わった。 その後、打ち上げで中華を食べ、慰労会として、仲間内でビリヤード大会を開催した。 参加者は、早川、吉川、クンちゃん、所さんの元マネージャー、店のフリーのお客さん達、そして女子プロ。 会場となったのは、都内某所の地下の古びたビリヤード場。そこには、数十年前から、仙人のような髪に口髭の、伝説のハスラーが住んでいるのだ。 歳は、70歳くらいだが、やたらしっかりした老人である。 何でも、香港や中国を回り、各所で負け知らずの、生え抜きのハスラーなのだ。身長はそんなに高く無いのだが、バックハンドなどがやたら様になっている。 普段は優しい眼差しも、一度キューを手にすると、鷹の目になるのだ。 9ボールを一度もミスせず、完璧に入れたのは圧巻だった。 腕は確かなのだが、弱ったことに、この人がまた極度の教え魔で、レッスンも頼んでないのに、勝手に教えてくれるのだ。 ゴルフ練習場の教え魔宛らに、あれやこれやと教え、それが、ひどく手厳しく口やかましいのだ。 早川なんか、何度も、手やお尻を叩かれ、泣きながらレッスンを受けていた。 しかし、この人に教わると、見る見るうちに上達していくのが不思議だ。 まず、玉の走りが顕著に鋭くなる。 その次に、確実に玉をヒットできるようになる。 ほんの30分程で、メキメキ腕を上げた僕らは、女子プロと互角の闘いをするまでになっていた。 そして、大会が終わるころには、皆、すっかりポールニューマンになっていた。 第1回、そのまんま杯ビリヤード選手権は、途中、泥酔・語らいサスペンデッドで終結した。  そして、3日(月)金田一少年の事件簿撮影。 多摩スタジオ、12時45分入り。 僕は、今日の撮り、わずか2シーンしかないのに、中空きの待ち時間が何と8時間もあり、二つ目のシーンが始まったのが、夜中の2時。 終わったのが、3時。 役者は待つのが仕事だと言うが、本当にそうだと思う。 待ってる間に、本を2冊、雑誌1冊読めた。 ただ、和室だったので、少々腰が痛かった。  帰り、夜中の道に迷ってしまい、一般道(甲州街道)で、1時間30分かけて家に帰る羽目になる。途中で、ナビを作動させたのだが、その地点からは、高速に乗るのも、一般道で帰るのも大して変わらなかった。 そんなこんなで帰ったのが、さっきだよ。 トホホホ。 もう、いい加減、寝るベ~。