先日、日テレの『全国駅弁ベスト50』という番組(11・23(土)夜7時放送予定)で、広島県は安岐の宮島に行った。全国駅弁コンテストの堂々1位に輝いたのが、宮島の穴子めし! この穴子めしは、「冷えても美味い」という駅弁の条件を見事にクリアーした逸品だった。御飯は、穴子からとった秘伝のダシを使って炊き上げ、その御飯の上に、宮島が誇る新鮮な穴子をのっけ、秘伝のタレを何回も塗るのだ。他にも、穴子の刺身、穴子のテリーヌ、穴子の柔らか煮、穴子の肝の時雨煮などなど、まさに穴子づくし。穴子めしは文句無く美味しかったのだが、ちょっと閉口したのは、同行した俳優の原田大二郎さん。原田さん、良い人なのだが、とにかく良く喋るのだ。目線を合わせると喋り出す。できるだけ目線を合わさないようにしているのだが、時々失敗する。とにかく、スーパーの前の井戸端会議のおばちゃんよりよく喋る。一説によると、喋りすぎてあばら骨を骨折したらしい。寝言を8時間以上言い続けたこともあるらしい。寝る時には、いつも喉飴をなめてから寝ると言う。ご自分で仰るには、驚くなかれ実は躁鬱症なのだそうだ。でも、鬱の時間が一日で、3秒しかないらしい。その大二郎さん、実に経験豊富。島根沖で、イカ釣り舟に乗っていたら、不審船に遭遇したという、今時タイムリーな話から、沖縄で巨大イカを釣り、それを干してヨットの帆にした話とか、ポルトガルの鰻は体長7~8mもあり、顔が故ジャイアント馬場さんにそっくりなんだそうだ。話もでかいが、声もでかい。でも、原田さんが喋らなくなるとロケ現場が何となく寂しくなるのが不思議だった。