最近、子供が犬飼いたいって、もう大変。犬を飼うことには反対ではない。子供は動物と接し、動物と死などの外的状況で別離を体験し、初めて人間として成長できるのだと思うからである・・・・しかし、どうせ僕が面倒見なくちゃならないだろう。火を見るより明らかだ。ゴールデンリトリバーの買い方の本を買ってきて読んだが、これが中々大変そうだ。僕が犬を飼っていたのは、昔、それも田舎で・・・・・便所も寝る所も、そこら中にあった。放置して自然に散歩もできた。そんな時代も場所も違う。 僕は、その昔、最愛の犬を目の前で交通事故で失った。そのトラウマは今でも消えていない。名前は、「ロック」。犬を飼おうと言うので、「名前をロックにしょう」と提案したら、「何それ? ダサー!」だって・・・・・トホホホホ。人の気持ちも知らないで・・・・・それにしても、都会で動物を飼う難しさを予感している。そもそも、動物と人間は自然の中で対等にあり、お互いを尊敬し感謝し会う関係でなければならない。僕の理想の動物観ペット観は、遊牧民のそれである。この都会で、遊牧民のような動物との付き合い方ができるであろうか? 何はともあれ、子供が動物に興味を持ち、飼いたいと思うのは人間の自然の摂理であるし、極めて健全であろう。その感性は大事にしたい。でも、実際飼うのは大変だろうなぁ。大体、ゴールデンってあんまり好きではない。一番好きなのは、雑種。それから、日本犬。秋田犬とか四国犬とか・・・・・・・秋田犬を飼って、ハチ公のような台を作って、その上で主人を待つ。誰も待ってくれない昨今、そんな犬が理想だ。そして、そんな犬君に最大の感謝を示すのだ。