15日、法学のレポートを書くつもりが、何故か、靖国神社参拝。  凄い人出。 後で、ニュースで知ったのだが、この日一日で13万人の参拝者がいたらしい。 密かに、鳥肌実がアジ演説でもしていないか、期待して行ったのだが、さすがに、やっていなかった。 意外だったのは、若い人達が多いこと。 中には、特攻隊の服や軍服に身を包んだ御老人などもいる。 東条英機元内閣総理大臣のお孫さんというご夫人がいて、何だか、ウルウル。 僕の母の父と長兄はそれぞれ、マニラとレイテで戦死している。 僕にそっくりだという母方の祖父に一度でも会いたかったが、誠に残念である。  外は非常に蒸し暑い。 1945年の8月15日も蒸し暑かったらしい。  長い長い行列で、中々前に進まない。 丁度、正午、内門辺りで黙祷。 一度も会ったことのない祖父と叔父の英霊に「黙祷!」 丁度そこにテレビカメラがあって、「やばい、映ってしまったらどうしよう」なんて思ったけど、黙祷の合図がかかったので、立ち止まり、目を閉じた。 気になったので、ちょっと薄目を開けると、何と目の前にカメラのレンズがあった。「や! やべぇ~」。「映っちゃったかな?」と心配していると、少し離れた所で、小競り合いが始まり、カメラは急いでそっちへ行った。多分、映ってなかっただろう。  家に帰って、『敗北を抱きしめて』と、東京裁判の『パル判事の手記』を読み、改めて、極東軍事裁判の不公正さを認識する。 インドのパル判事は、戦勝国側の一方的な論理でなく、唯一メタレベルな視点で捉えている裁判官だと言える。  「戦争というものに、どちらかが一方的に悪く、どちらかが100%正しいということはない」と言う、彼の言葉には納得させられる。  実際、ABCD包囲網による、度重なる日本への戦争挑発行為は何にも問題にされていない。 他に、日本の行為を『侵略』というのなら、欧米の東アジアに対する政策も立派な『侵略』である。 また、不可侵条約を突然一方的に破って、日本に侵攻して来たロシアも『侵略』である。 日本のジェノサイドを問われるなら、どうして原爆の違法性は問われないのか? あれは、明らかに国際法違反である。 本を読んでいたら、時間が経ってしまい、またも法学のレポートを書きそびれてしまった。 そして、明けて今日、さぁ書くぞと勢い込んでいると、夏の甲子園で、日南学園が試合をしている。 寺原君、5回から登板。 いきなり150キロの速球に度肝を抜かれる。 楽勝かな、と思いきや、ドキドキハラハラの試合。 延長10回、何とか勝ったけど、寺原君ちょっとコントロールが悪い。 怪我してるのかな? これから、連投になると思うけど、是非是非頑張って欲しい。 さぁ、じゃぁ、ぼちぼちレポートでもやっつけるかな?