29日(日) ここのところ、スポーツマッサージに行く暇がなく、身体が、特に足がパンパンである。脹脛がピクピク、十字靭帯が極度に疲弊、股関節は触っただけで痛い。いつものケッズは休みなので、新宿にあるグローバルマッサージに行った。マッサージは死ぬほど痛かったが大分楽になった。その後、新宿紀伊国屋で書物を購入する。今度の文学論で、森鴎外をやる。今日は、『舞姫』を購入。店内をウロウロしていると男性作家のコーナーに僕の著書『ゆっくり歩け、空を見ろ』が平積みにされていた。まだ、置いてあるというのは少しは売れているのかな? 兎にも角にも、男性作家というところが、うん、気に入った。隣にはビタミンFである。まぁまぁかな。「待ってろ、重松」っていう感じかな。でも、新作をなかなか書き出せないでいる自分。プロットもテーマも頭の中にあるのに、どうしても書き出せない。モルジブ行こうかな? 学校の学生諸君が、ちょっとインド行って来ましたとか、ヒマラヤ見てきましたなんていう話を聞くと、本当に羨ましい。僕のイメージでは、新作は、モルジブかキューバでしか書き出せないのだ。 紀伊国屋を出て、大学の社会人ネットワークというサークルの新人歓迎コンパがあり、そこに参加した。まぁ、6日振りの酒で、しかもここのところ、徹夜続きだったので、効いた効いた。一次会で既にフラフラ。二次会の会場に行くのに、雨の中、新宿のど真ん中を歩いた。新宿の歌舞伎町を歩くなんて、本当に久々である。コマ劇場の上の居酒屋。コマ劇場の上なんて、15~6年振りかな。確か、昔、何とかというディスコがあったのだ。そこの跡地にまぁだだっ広い居酒屋が出来ていた。名前は、確かセントラルパーク。学生や若者の憩いの場。そりゃもう、大勢のヤングが集って馬鹿騒ぎしていた。こういう大衆的な喧騒に身を委ねているのも悪くないもんだ。三次会は僕の事務所。村上君や学生達(10人いたかな? いやもっといたな)と熱く有意義な議論。 特に種村さんとお話できたのが良かった。種村さんは一年の時、倫理学で一緒で、今は、文化人類学で御一緒させて貰っている。 金子君は難解な議論が好きで、途中ずっと僕は金子君のエリート理論に二項対立。しかし、さすがに身体の限界、途中でダウン。そういえば、山口君が早稲田に失望したと言っていたっけ。あんなに早稲田を愛していた山口君が「早稲田がなんぼのもんじゃ~」と咆哮していたような気がする。彼の身に一体何が起こったのか? 5月病かな? とにかく、山口君頑張れ! 今度ゆっくり話しを聞こう。 とにかく、紀伊国屋から、新歓コンパと、学生気分にどっぷり浸れた夜だった。