26日(日)、宮崎に帰った。知人の結婚式に出席するためである。場所は、あの「シェラトンリゾート・フェニックスシーガイア」。何か、雨ということもあったのだが、シェラトン全体にエネルギーとダイナミズムが感じられなかった。宮崎全体のキャパに比べ、やっぱ箱物としてはちょっと分不相応かな~なんて思った。
 宮崎は、日、月と雨でジョッグできないのが残念だった。結婚式が終わって、新婦の実家がある小林市で行われる二次会に向かう。途中、野尻町の健康ランド「ゆーぱるのじり」に寄る。地方には、最近こういった立派な遊興施設が軒並み建設されている。いわゆる箱物行政である。良い面悪い面両方あるが、地元民の健康管理と憩いの場所になっていることは事実である。広いサウナに入って汗を流しながら、朝青龍の歯切れの良い一番を観る。
 その後、新婦の実家である、小林市の「蟻んこ」というお好み居酒屋で二次会。県議の方をはじめ、様々な職業の方々と霧島焼酎、ガン飲み! まぁ、地元の人達、酒強いのなんのって・・・・・・・・
 夜9時くらいから都城に移動。途中、高崎の振一郎(児玉プロパン)家に立ち寄ってくだを巻く。その後、都城の桑山浩次の店に行くも、店は潰れていた。電話したら、地元の高城町に引っ越したらしい。仕方無いので、稲森(友人)の知合いの店で桜肉を相伴に預かる。そこのママさんから、こっこちゃん(下村秀子・同級生)が結婚したことを聞く。彼女は、40過ぎまでずっと結婚してなかったのだ。40過ぎて初婚という形もあるのか、とちょっと驚き。
 都城に帰省したときの常宿、中村メインホテルに一泊。翌、27日(月)に稲森の12年おちのパジェロを借りて、実家に行く。途中の景色が余りにも変わって(道路などが開発されていた)いて、道に迷う。実家に帰るのに、道に迷うとは・・・・・・・・・実家には、本を探す目的で行ったのである。僕は、99年まで読んだ本は全て実家に送り、倉庫に保管してもらっている。昔読んだ三島関係の本を探そうとしたのだが、送った時のまま(ダンボールに入ったまま)の状態で、それがまた膨大な量でとても1時間程度では探し出せないと判断、諦める。
 タミ(母)と利夫(父)の世間話しによると、彼らが住んでる末吉町は大隅町や志布志市等と合併するらしく、それが実現すれば、年金等の公的手続きのためにわざわざ鹿屋市まで出向かなければならなくなるらしい。ここでも、今度の市町村合併の切実で身近な問題が噴出している。恐らく卒論は「地方自治」について書くと思うので、そういった意味でも興味深い話しだった。
 その後、いつもの「まる新ラーメン」に寄る。「まる新」もここの所、不景気で売上が減ったらしい。と言うのも、中央通り自体の客足が減ったことに起因するらしい。 近々、警察署の近くに、郊外型大型店舗「ジャスコ」が進出するらしい。外食チェーンのテナントやパチンコ屋も入るらしい。 一大コングロマリットだ。 そうなったら、客をそちらに取られ、益々、中央通りの客足は減るだろうと女将さんが嘆いていた。皆、色々、大変なのだなぁ、と思いながら、同時に21世紀の地方行政の苦難、前途多難を思い、帰京の途につく。僕が滞在している間、宮崎はずっと雨だった。