『デモクラシーの帝国』を読んでいた。深淵で示唆に富んだ文章である。しかし、書にも僕にも現実的な対策が見当たらない。アメリカのユニラテラリズムの前に世界は無力だ。「どうしよう?」。「どうしよう?」では済まされない。僕個人としての提案をしなければ、論文として成立しない。国際強調を強く説いたところで、所詮机上の空論だ。あ~、ウォルツアーよ! 
 この後、朝6時の「のぞみ」に乗る。大阪まで2時間半。その間、考える。単独行動主義について・・・・・・・・
 今日は、午後東京に帰って来て、20km走をやってから、日本青年館で行われる「ウェルネス都城関東地区交流会」なるものに出席する。岩橋市長や古川衆議院議員なども見えるらしい。意見交換会というのがあるから、誰かに、ユニラテラリズムについての独創的意見でも求めてみようかな(笑)。「そげなひっちむっかしかもん、どげんでんよかが!」と無下に一蹴されそうである。
 そういえば、先日、都城JAの組合長さんの話しを聞いた。じっと聞いていた。じっと聞いていると、かの地(都城地区)に長きに渡って染み込んで来た伝統と旧態、思想・信念みたいなものがひしひしと感じ取れた。「JA」それは、かの地において、それこそが政治であり、それこそが経済であり、それ自体が社会システムであるのだ。僕は心の中で「こりゃぁ、改革なんて無理かもしれないな~」と溜息をついていた。宮崎に不良を中心とした「日本農業の最強軍団を創る」「日本のカロリーベースでの食料自給率を80%まで引き上げることを目標に農業の国際競争力を向上させる。そのためにはまず宮崎から・・・・・」という僕のビジョンとは程遠い現実がそこに横たわり、少し眩暈がしたのを思い出す。きっと、今日の会もそういうことを再度思い知らされる会となるのだろう。やれやれ・・・・・・
 きっと、日本に「24時間営業のコンビニ」と「24時間の自動販売機」が存在する内は、抜本的な「革命・改革」は不可能のような気がする。逆に言うと、保守にとっては「コンビ二」と「自動販売機」を保持することこそが安定政権を得られる「装置」となるわけである。デモクラシーの帝国・アメリカの世界支配に日本が加担する以上、つまり対米依存を強調する以上、帝国支配を維持するため、「コンビ二」と「自動販売機」がその重要なアイテムになるということである。「コンビ二」をぶっ潰せ! 真のデモクラシーのために。そういえば、戦後、それまでの軍国主義者達が、自由と平等(デモクラシー)を標榜するアメリカにいとも簡単に寝返った。よって本当のリベラリストは共産を尊重せざるを得なくなった。そういう信じられない前例がある。全く、おかしな国だ。この国は。
 まぁ、今更とやかく言ってもし方無いが、26日(木)、宮崎日日新聞の取材がある。「コンビ二」をぶっ潰せ! 真のデモクラシーのために・・・・・・と叫んだら、記者からどんなリアクションが返って来るだろう?