18日(金)成績発表とガイダンス。成績は、落とす物は落とし、取る物は取ったという感じかな。いわずもがなだが、仕事で試験等が受けられなかった科目は当然落とし、キチンと出席し興味深く熱心に授業並びに試験を受けた科目は優(秀)を取り、それ以外は良や可であった。勿論、それなりに頑張ったが、良や可という科目もあった。最も嬉しかったのが、火曜日の政治英語文献研究。仕事で大阪に行くため、毎週途中後半30分で抜けなければならなかった例の科目である。一度も欠席しなかったし、試験も頑張ったせいか、見事「良」で単位を取れていた。さすがに「優(秀)」は無理だったが、単位を取得出来ただけで御の字である。いろいろ配慮して下さった担当の先生にもこころから感謝したい。
まぁ全体としては、6割程度が優(秀)といったところかな。詳しくはまたどこかで発表することになると思うのでここでは割愛させて頂く。
ガイダンスの途中で、先日シドニーに行った友人からメールが入った。シドニーと15号館(201教室)が繋がっていることにある種の不思議さを感じるこの国際情報社会。彼はまだ住むところが決まっていないらしく大変らしい。インターネットカフェなどを転々としているらしい。彼は遠い異国の地でそれなりに動いているのに僕は大学の無機質な教室で淡々とガイダンスを受けている。この温度差に言いようのない違和感を感じた。
しかし、大学にいると何故か小説を書きたくなる。不思議だ。中年を過ぎたよれた男が淡々と大学の授業を受けているある種退屈な小説。有体だが、それは当然「遺書」なのである。大学の授業を受けながら、彼はいつも過去の自分歴史と未来予想図、自分哲学等をノートに綿々と書き綴っているのだ。丁度、この日記のように。
リーマンのNはNYで何とか闘っているらしい。星野は逆にNYから帰国して来た。みんなそれぞれに動いている。啓蟄。胎動。
九州出身の革命的若者が経済界・メディア界に激震を走らせているというのに、僕はまるで世界に何事も無いように飄々とガイダンスを受けている。「こんなことでいいのだろうか?」というファンダメンタルな疑問も沸かない。もう一人の自分が恐る恐る僕に聞いて来る。「君は動かないのか?」
やはり薩長土肥系の継嗣が革命を起こしこの国を変えて行くのだろうか? 政治はどうだ? もう何年も前から地方分権が叫ばれている。全国県知事会の会長は現在福岡県知事である。ニューリーダーは? 安倍さんは山口(長州)出身か~。そういえば、くりーむ・はなわ・ヒロシ・カンニング・・・・・・・九州弁を使うメジャーなお笑いはバッテン荒川さん以来かも。
そんなことを漠然・漫然と考えながら、ガイダンスを最後まで受け、その後車で神宮へ向かった。赤坂御所のT・T。昨日、雨で完全restを入れたので、今日が赤坂の日である。しかし、最大瞬間風速十数メートルの北風が、最もきつい上り坂で向かい風として吹いていたので、さすがに2kmで断念。その後は1000×5のインターバル(計18km)に切り替えた。
啓蟄も過ぎ、様々な物や者が息吹く季節である。社会や世界は今回何を息吹き、僕は一体何を息吹かせるのだろう。