提案・・・・・「その昔、新婚旅行で宮崎に来られた夫婦が、その時の写真や土産物・記念品を持って、今、再び宮崎に観光に来られたら、特典がある(例えば、旅費が安くなるとか、ホテル代が安くなるとか・・・・)」という企画はどうだろうか?
 
 宮崎の小学生は修学旅行で鹿児島に行くが、鹿児島の小学生は余り宮崎に来てくれないらしい。
 地元の旅館業組合の女将さん達がそう言っていた。県庁や公舎を小学生の修学旅行のコースに入れ、神話や伝説学習の修学旅行に是非来て欲しいものだ。宮崎は西南戦争の激戦地にもなっている。
 
 2日、県庁にサンメッセ日南の社長さん達がわざわざお礼に見えた。4月の観光客が前年同月比150%になったらしい。日テレ「おしゃれイズム」出演のときに贈られた作業着に「モアイ像」が刺繍されていた。あれに凄く感激されておられた。テレビ出演もどこかで少しは役に立っているのかも知れない。
 
 3日、西米良村に、皆伐地帯視察、県民ブレーン座談会、小川山菜祭りへ参加で行った。沢山の人出で賑わっていた。
 小川は限界集落らしい。全国で8000箇所にも上る限界集落の今後の取り組みは日本中が注目している。注目されているということは、ある意味、絶好のチャンスなのだ。今後の地域力・住民力・民間力に期待したい。勿論、行政も真剣に考えなければならない。
 
 西米良の多目的集会所の便所の前で一緒に写真を撮った若者が「知事のお陰で大分経済効果が上がっています」と。「まだ、西米良辺りでは、それを実感出来るまでには至っていないのでは?」と僕が尋ねると「いえいえ、じわりと実感出来ています」と。
 
 景気実感には、様々な意見がある。「景気」というくらいであるから、少なからず「気」の問題ではあるのだが。
 「知事特需」の恩恵に与ってらっしゃる方々もいれば、当然そうでない方々もおられる。
 それは、いざなぎ景気を超えた今の好景気感をまだまだ実感出来ていない我々地方と同じことが言える。
 僕は常々「景気」は「気力」であると考えている。
 
 西米良から帰って、走って、清武の子供療育センターを見学に行った。全くのプライベートである。
 残念ながら、センターは休みで、子供達の姿はなかった。僕が突然現れて、守衛さんがビックリされておられた。
 
 センターの近くには、1月の鳥インフル発生農場がある。思えば、あの農場の前で、1月18日に演説をした。あの時、聴衆は誰もいなかった。その後、仲間内で伝説となった、所謂「1・18清武スピーチ」である。
 あれから100日以上が経つ。「僕達の100日間戦争」。その闘いはまだまだ続く。
 宮崎景気の浮揚を実現し、出来るだけ多くの方々にその好景気感を実感して頂くまで・・・・・・・・・