ハンカチ王子、ハニカミ王子と来て、僕が王子だったら一体何王子だろう?と考えたが「ハゲラカシ王子」くらいが精々だろうか?
 
 電通の調査によると、行ってみたい旅行先のトップは沖縄らしい。調査は15位までの発表であったが、2位が京都 3位が函館・・・・・・・と続き、何と、宮崎は15以内に入っていなかった。地味~に、ショ、ショック! 電通、おかしくない?(笑)。
 いずれにしろ、この結果は真摯に受け止め、まだまだ頑張らなければならないと思った。ガンバル・ヒガシコクバル。
 
 関係無いが、「ひがしこくばる」を普通に文字変換すると「東子配る」となる。東で子を配る。う~ん、微妙!
 「東国原」は一見「高天原」にも似てなくもない。ならば正に「東国原降臨」である。
 
 ここのところやたら総会や懇談会が多い。そういう時期なのだそうだ。一日で5~6会場で挨拶をさせて頂く。来賓、主催者、理事長、顧問、様々な立場での挨拶。いつもステージに立ち、マイクの前で喋る。タレント的である。政治家・首長はどうやらそういう能力も持っていなければならいみたいである。
 
 挨拶では、場の雰囲気や周りの空気を見ながら、ユーモアや笑いを入れるときもあるし、そうでないときもある。勿論、自分自身の乗りや調子もある。
 
 総会や会議は、当たり前であるが、全体的に笑いが殆ど無い。しかし、場の硬直した雰囲気を和ますには、適切・適量なユーモアも必要かな?と思うのだが・・・・・・・・「挨拶が軽い」という御批判なんかもあったりする。
 こういう立場になると、何をやっても何らかの批判が出る。
 
 県産品をテレビ等でPRしていると、「知事という職は売り屋じゃない!」「売名行為だ」等と批判を受けたりする。こういうときに本当に心が痛む。
 勿論、「もっと宮崎を売って」「お陰で宮崎が元気になった」「どこに行っても宮崎出身と堂々と言えるようになった」「どこに行っても宮崎が話題になって助かる」等という肯定のご意見も、批判の数十倍頂戴する。
 
 宮崎県産業振興、経済・景気浮揚、企業誘致、観光振興、居住誘致活動等に少しでも力になれればと思い、必死に宮崎を売り込んでいる。ご理解頂ければと思う。
 行財政改革も着実にかつ粛々と実行させて頂いている。県政運営、県民福祉の向上にも全身全霊を傾注し取り組んでいる。
 
 別に「自分が有名になりたい」とかとはこれっぽっちも思っていない。自分が有名になりたいだけなら、タレントをあのままやっていた。
「有名」はある意味辛いし、窮屈である。「有名」を20数年やっているから、良く分かる。「有名」には、飽きているし疲れてもいる。
 宮崎も「有名」になると、良い面もあるが、それによる弊害も出てくる。それらは表裏一体である。
 しかし、宮崎は全国的に有名になる方を選択した。きっと、それによって得られる益の方が多いからだろう。
 
 ハゲラカシ王子のブームが終わってから、「宮崎」がどう高次安定するか? どう持続的活性化をしていくか? どう「有名」を持続させていくか? 県民総力戦、これからが本当の勝負になる。