俳優の温水洋一氏(都城出身)が、僕に提案された。「オーシャンドームは熱帯動物園にしては如何でしょうか?」
 
 焼酎雑誌の方が、「宮崎県で焼酎ソムリエ・焼酎マイスターの資格を認定されては如何でしょうか?」という提案もあった。
 
 今日、県庁を表敬されたスカイコム社長は「宮崎をシリコンバレーのようにしたいんです!」という夢を語られた。
 
 宮崎行政が、今、可能性性を供給しているのかも知れない。
 
 今回の参議院議員通常選挙。
 自民党は歴史的「大敗」という結果と多くのメディアで報道された。何に対して、何が何に対しての勝利や敗北なのだろう? 国民にとってそれは何を意味するのだろう?
 
 そもそも参議員選挙に勝ち負けが必要なのだろうか? 今後、発生するだろう参院が政局の焦点となるその状況というのは、現行の議員内閣制の下で参院に本来期待された役割とは相違するのではないだろうか?
 「良識の府」「再考の府」
 参院の政党分離は衆参の機能分担を不能にしている。
 今回改選された方々は、国民は、この問題をどう考えているのだろう?
 
 まぁ、ここで首相が辞任されても、また自民党内で首相持ち回りである。その事は、民主党が目指す政権交代を遠ざけることになるのではないだろうか?
 そうなると当然、首相と自民党総裁の分離論も出て来るだろう。
 
 いずれにしろ、政局運営・国会審議は大変になる。
 差し当たって、11月のテロ対策特措法延長の問題なんてどうするのだろう? 民主党はこれまであれ程反対して来た。
 民主党は参院で単独過半数ではないので、政府提出法案など、当然、共産党や社民党との共闘ということになる。
 
 今回、民主党「大勝」の責任を誰も言わない。
 
 衆参両院の「ねじれ」。その為には政界再編も予想される。問責決議案や国政調査権も行使されるだろう。国会の空転、政治の空白・・・・・・
 あの失われた10年、経済再建に有効な手立ては果たして打てたのだろうか?
 同じことの繰り返し。一体、この国はどこに向かおうとしているのか?
 この国の政治構造の変動を民主党の「大勝」を支えた多くの国民はどう正確に捕らまえているのだろう?