今回、不適正な事務処理問題(いわゆる裏金問題)について、約500名にのぼる関係職員の処分を行いました。事件の重大さを考えれば相応の処分であり、県民の皆様には大変申し訳無く思っております。
 これだけ大量の処分を行うことで、職員の士気の低下も気に掛かるところであります。
 
 しかし、職員全体が今回の処分の重みを真摯に受け止め、猛省をしなければなりません。同時に意識の転換を図り、ピンチをチャンスに変え、コンプライアンス意識の醸成、県庁の再生、県民総力戦のためのリスタートを切って頂きたいと思います。
 県庁総力戦で行政への信頼を取り戻しましょう。
 
 また、県への返却金負担をお願いする県庁職員、OBの方々には是非ご理解・ご協力を頂きたいところであります。
 
 今回の調査に当たって、取引業者の皆様にも大変なご協力を頂きました。皆様のご理解・ご協力無しには今回の実態解明は無かったものと、感謝申し上げる次第です。
 県では今後、物品調達の仕組みの見直しを進めて行きますが、双方が倫理観を持って対応することが何より重要かと思いますので、取引業者の皆様方に置かれましては、今後とも再発防止に一層のご協力をお願い致します。
 
 昨夜、市内のサウナでテレビを観ていたら、今回の処分についての報道が流れた。
 周りに二人の中年男性がいた。彼らは僕に気付いていなかった。
 彼らはその報道を観ながら、「知事も大変やね~。自分で裏金を暴いて、自分で頭を下げなきゃいかんちゃね~。知事が悪いっちゃないとにね~。でも、この処分はちょっと甘いっちゃない?」と言っていた。
 僕が、突然、「長崎県よりは厳しいと思います!」と彼らに言うと、僕の方を向いて「ワッ!」と大層驚いておられた。
 
 今回の処分についても、今後、色々な意見が県民の声などに寄せられると思う。
 とにかく、県に返す分はこれからキチンと返済をし、再発防止に全力を尽くすことが肝要である。
 返済といえば、10月の給与、本来の給与カット分も含め全部で5割カット(手取り約51万円)、11月は全部で8割カット(確か約20万円)。トホホホ~
 まぁ、仕方無いか。
 今年は、本の出版・再販等で印税が入って来ているので助かっている。10日に紳助さんとの対談本も出るらしい。雑所得分から、市・県・国に沢山納税して、その分から自分の給与を負担出来ればいいな~