酒場という聖地へ
酒を求め、肴を求めさまよう・・・
さて今夜9時も「吉田類の酒場放浪記」が始まります。
先週は小田急江ノ島線の桜ヶ丘に着いた吉田さん。
この日、訪れた居酒屋は桜ヶ丘駅から北へ1つ目の踏切の
目の前にある赤提灯が目印の「串焼 秋田屋」
激レアな地酒を安価で飲ませる知る人ぞ知る居酒屋。
まずは生ビールのハーフ&ハーフで乾杯。
吉田さんは黒ビールの多めがお気に入りのようだ。
お通しは新玉ネギのスライス。
淡路島の、アミ玉ちゃんという有機肥料で作った玉ねぎ。
辛味が抑えられているので美味である。
まずは看板メニューの焼鳥をおまかせで注文。
焼いている間、牛すじ煮込をいただく。
中にはすじ肉の他にハラミ筋などが入っている。
食感の違いや部位それぞれの旨みが味わえる。
その味に吉田さんも感動。
やきとりも備長炭で焼くこだわりである。
この日は、鶏白レバー、もも、ネギマ、セセリの4種。
やきとりには燗酒を合わせたくなるというコトで最初は、
福島の大七を熱燗で。
通常、熟成させてから出荷する酒を、絞りたてのまま
出荷した数量限定酒である。
生酒だが、お燗にしても美味いのが大七の特徴。
白レバーと大七との愛称は抜群である。
セセリには自家製の辛子味噌が合う。
続いては刺身盛合せをいただく。
カツオ、マグロの赤身、ブリなどが入っている。
刺身には日本酒がほしくなる。
ちなみに、この店では、日本酒のメニューを出してない。
客の好み、料理との愛称、何杯目の酒なのか等を考慮して
マスターがセレクトしてくれる。
しかも、そのほとんどが限定品のレア物ばかり。
ご常連も知らない酒を知ることが出来ると好評なんだとか。
まず、セレクトしたのが神奈川の酒、亮。
河津桜の酵母を使った純米吟醸である。
軽やかな酒にヒラメのエンガワがとても合う。
合いすぎてエンガワ一切れで飲み干してしまう。
続いて、セレクトしたのが吉田さんの故郷、高知の美丈夫。
高知の酒にカツオが合う。
一杯飲んだところで、ぬかサンマというメニューを見つける。
サンマを糠に漬けたもの。程よい塩分と糠の風味が味わえる。
これにマスターが日本酒好きになったきっかけの東一を
合わせる。
ぬかサンマは、しっかりとした深い味。
それに日本酒が進んでしまい吉田さんも「最高!」と
太鼓判を押したのでした。
串焼 秋田屋
神奈川県大和市福田1-1-3
日休