酒場という聖地へ

 

酒を求め、肴を求めさまよう・・・・

吉田類

先週の「吉田類の酒場放浪記」は2本立てで

 

放送してきました。この時間は、2本目を紹介します。

 

次に訪れたのは東神奈川。横浜駅の1つ手前である。

 

かつては東海道五十三次の3番目の宿場町があり、

 

大いに栄えていた場所である。

 

この日、訪れた居酒屋は、国道1号線から少し入った道に

 

ある居酒屋「魚・肴・処・ひでまる」創業は15年である。

 

京都出身の大将は横浜の割烹料理店などで修行した後、

 

数店、渡り歩いた末、現在の店にて一人で切り盛りしている。

 

まずは生ビールで乾杯する。

ビール

そしてお通し。この日はキュウリの煮物である。

お通し

関西では「たいたん」というやつである。

 

京風の出汁が合って染みている。

 

お通しをいただき、まずはお刺身の盛り合わせから。

お刺身盛り合わせ

朝3時に起きて市場で仕入れる魚、大将の目利きを信頼する

 

常連客が多い。

 

刺身には神聖の純米と合わせる。

神聖 純米

辛口が食欲を刺激するのである。長崎の本マグロの赤身や

 

皮目を炙った金目鯛で酒が進む。

 

続いての酒は栃木の酒、きもと夢錦。まろやかな辛口である。

きもと夢錦

これに大将自慢の青森県産あん肝のうま煮を合わせる。

あん肝 うま煮

もう酒のつまみだけに特価した肴である。

 

盆と正月が一緒に来たような気分になってしまう。

 

続いて、京都丹後の酒、弥栄鶴。

弥栄鶴

これに吉田さんが目に留まった舞鶴の鯖へしこと合わせる。

鯖へしこ

軽く炙っているので香ばしさが増している。

 

この味が分かれば飲兵衛の5合目まで登った気分?

 

締めには大将が考案した鱧の柳川。

鱧の柳川

徳島産の鱧とゴボウをわりしたで煮て卵でとじる。

 

柳川といえばドジョウという人もいるのでは・・・。

 

合わせるのは新潟の峰の白梅酒造の菱湖 純米ドライ。

菱湖 純米ドライ

微発砲感のある超辛口の純米生酒である。

 

日本酒というよりもシャンパンに近い感じ。

 

鱧とゴボウが卵で優しく包んでくれる。

 

これに菱湖が、とても合うのである。

 

京都の酒と肴で郷土愛がある主人と心を深め合った

 

吉田さんでした。

 

さて今夜は、どこをさまよい歩くのかな?