原典に観る般若心経21(Ⅱー27) | 仮説・彼岸世界

仮説・彼岸世界

彼岸世界への神秘体験について書かれたブログ

サンスクリット原文の読み(梵文和訳ノートから引用)

タスマージュ ジュニャータヴヤム プラジュニャー・パラミター・マハーマントゥロー マハー・ヴィドゥヤー・マントゥロー  (ア)ヌッタラ・マントゥロー  (ア)サマアマ・マントゥラハ サルヴァ・ドゥッカ・プラシャマナハ サトゥヤム アミトゥヤットゥヴァートゥ プラジュャー・パラミターヤーム ウクトー マントゥラハ タッドゥ・ヤター


玄奘三蔵訳

故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚故 説般若波羅蜜多呪 即説呪曰


鳩摩羅什訳

故知般若波羅蜜是大明呪。無上明呪。無等等明呪。

能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜呪即説呪曰


中村・紀野訳

それゆえに人は知るべきである。智慧の完成の大いなる真言、大いなるさとりの真言、無上の真言、無比の真言は、すべての苦しみを鎮めるものであり、偽りがないから真実であると。その真言は、智慧の完成において次のように説かれた。


長澤訳

この故に、般若波羅蜜多の大いなる真言、大いなる明知の真言、無上なる真言、比べるものなき真言が、すべての苦を除くものであると知られるべきである。真実は偽りがないことからして、般若波羅蜜多において真言が説かれた。然れば、