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久しぶりにモト彼に会った。

どういうわけか、年末年始のイベントに俺も参加する、と言われ

断る理由も無いので会うことにした。

会う、というか、踊っているところにやってきて、

『あー久しぶり!』っていうノリだったから私も気にせず一人の世界に入っていた。

けど、なんか勘違いされたのか、

それとも、お酒の勢いでなのか、

腰に手をまわそうとしたり、

髪をなでたり、

肩を組もうとしたり、

戸惑うというよりも、なんだか嫌な気分になってしまって

なんとなく交していたのだけど

寒気がして、自分の腕をさすると

摑まれた腕の部分だけに

ジンマシンがでている。

思わず笑いそうになった。

ついに男アレルギーにでもなったか?

別れてからちょうど一年くらいになるけど、

そのあと好きな人もまともにできなくて、

だけどよりを戻すつもりもなくて、

今では良く理解してくれる友達だと思った。

だから、男、っていう態度で接してくると思わなかったから

びっくりしてジンマシンがでたんだろう。

けっこうショックだ。


時々、

これから一人でどうやってテンションをあげて生きていこうか?と考える。

タイルや読書やピアノや料理や仕事。

いつの間にか日が暮れているくらい、私を熱中させてほしい。

クタクタに疲れさせて欲しい。

タイルで(笑)?いいかもね。

結局、自分で自分を楽しむには限界があって、

私は無理してでも誰かの世話を焼く事だけを本気にしてしまう、

性質の悪い母性本能を持ったただの女だ。

もしくはマゾヒスト。

振り回されているうちに、

振り回されているのが快感になったのか。

そして自分を見失うなんて最悪だわ。