石巻市雄勝町へ行って参りました!第2弾 | 東向島珈琲店 STAFF BLOG

石巻市雄勝町へ行って参りました!第2弾


こんにちは、木・金スタッフのワタナベです。

6/29水曜日、お店の定休日を使って今回2回目の出張カフェをしに
まほろばの皆さんと雄勝町へ行ってきました!
乱文ながら報告をさせて頂きます。


ワタナベは初参加で緊張していましたが、今回の力強い助っ人、
キャラバンコーヒー様からご提供いただいたコーヒー豆と
参加できなかった方々の気持ちを抱え、
28日の夜、私たちはひっそりと東向島珈琲店を後にしました。


以前より街灯の少なくなった深い夜の中を高速道路で移動。
東京より北へいったことのない私には進むにつれ、
星空が鮮明になっていく気がしました。




小休止を挟みつつ、朝4時過ぎ。
思わす皆で見とれた朝焼け。

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心の中で今日1日の成功を願います。



すっかり空も明るくなった頃、
前回も仮眠をとった石巻市内のコンビニへ到着。

車中での仮眠ですが、東北とはいえ6月末。
直射の熱さで充分な仮眠がとれないまま(すみません、私は寝ましたが...)
現地で支援活動をされている友廣さんと他のメンバーさんと合流し
恒例?となった朝礼を済ませ、再び出発です。



だんだん進むにつれ商店街などの建物が密集する場所へくると
揺れの大きさを伺いしれる亀裂や破損箇所が目につくようになります。
しかし2回目のメンバー方が口々に行った言葉は
「キレイになっている!」でした!

道ばたにあった瓦礫などが大分撤去され、清掃などもされたのでしょう。
キレイといっても瓦礫と化してしまった街を
狭く囲われた場所へ積み上げているだけですが、それも復興への1歩。

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少しずつ少しずつ前へ進んでいる証。

...なのですが、水辺近くへ行くにつれ車窓からの眺めが
まるでテレビの画面であるかのような錯覚をさせる光景が広がっていました。
この状況をすぐに受け入れろと言われても到底追いつかないのです。



そして前回も訪れた女川町の高台へ。

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やはりここも撤去作業は進んでいるようですが、
返ってそれがまた現実味を帯びない景色を作っていました。

何も無い盤の上に中身のないブロックのようなビルがぽつぽつと
取り残されている...。まるで時間が止まってしまったような光景でした。

本当に言葉にならない気持ちでその景色を見ていると
遠くに何かがはためいているのを見つけました!


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鯉のぼりです。


何も無いと思っていた景色の中、垂れることなくはためき泳ぐ鯉のぼりを
発見したとき、胸にぐっとくるものがありました。

何もないわけじゃない、確実に人の気持ちがここにある!
この鯉のぼりが降ろされる日まで、私たちは見守る義務がある!
...そう思うのは大げさでしょうか。
そんな復興への気持ちの象徴であるかのように私には映ったのでした。




そしていよいよ、目的地に到着。
以前は養護老人ホームだった雄心苑です。
現在こちらに役所機能が移り、そちらの方々に一息ついて頂くのが今回も目的。


皆で着々とセッティング。
セキさんが花を生けてくれました。

あるべき日常を感じます。

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暑くなるのを見越して用意したアイスコーヒーは
看板を出してから間もなく完売御礼です!
お金は頂きませんが、「おいしい」と笑顔を頂戴し
お一人ずつに「ありがとうございました」を。

いつもの東向島珈琲店がそこにあるように。

本当に予想以上の暑さの中、それでもホットの珈琲を
久しぶりだと喜んで召し上がっていただき、それがまた
私たちの喜びになり、連鎖して、喜びやありがとうが広がる。



復興への支援としては間接的ではありますが、
具体的な作業をする身体を動かすのはやはり内側だと思います。
気持ちが行動に繋がる。
その気持ちを心地よくすることが、今回少しでもできたかな?と思います。



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想定外に自分が癒されてしまったパドゥドゥさんのクマさんクッキークマ
肝心なわが東向島珈琲店のコーヒーの写真などを撮り忘れたのは
スタッフに徹したから!!と言うことにして下さい。



お昼から開始した出張カフェ。
まだまだ暑い4時半をめどに退散となりました。

片付け後は皆もう汗がだくだく!!
最後にお世話になった畑山さんに挨拶をすませ
ふたごの湯へ!!

まさか〆にお風呂に入れるとは。

暑さでの疲労もあり、岐路は爆睡してしまったワタナベでした。




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この1回で何かが変わるわけではないのは初めからの承知で

現地で見たことを強く心に残し、持ち帰り、風化さない

そういったことが今後の自分にできる作業なんじゃないかと感じています。

悲惨さを語ればキリがありません。

でももうそういったセクションは過ぎ確実に前に歩き出している。

むしろ私が思った以上前を走っているような

人の強さを感じる経験となりました。




終始ワタナベ個人の目から見た感想となってしまいましたが
最後まで読んで頂きありがとうございました!

がんばれニッポン!