けったいな町医者 | 答えはすべて自分の中に☆マヤ暦占い・タロット鑑定士

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要介護4の父と、要介護1の母の介護をしつつ、マヤ暦やタロット等組み合わせた個人セッション(電話・メール・対面)をしています。
活動拠点は東京ですが、介護は北海道にて。
コロナの影響もあり、北海道にいる方が多いです。

 

介護が始まってから、

在宅医療に興味を持った私。

 

 2019年に読んだ中で

一番印象に残っているこの本で、

初めて、訪問診療医というのを知った。

 

 

この著者である小堀鷗一郎先生のドキュメンタリーは

 Eテレなどでも放送されているのだけれど、

こういう先生に診てもらえたらなあ〜という思いが強くなった。

 

 

父が危篤を言われたときも

家で看取りたいと、いろいろ調べた。

 

実際には、

市内にはピンと来るお医者様というか

医療機関が無かったのと

 

何よりも、これからどんどん寒くなる季節に

古い戸建では、室温を一定に保てないという現実に気づき

これ、尊敬している方からアドバイスをいただかなかったら、

気付かずに突っ走っていた可能性あり^^;

 

結果、諦めたのだけれど・・・

 

でも、尊厳死とか平穏死については

以前から興味があったし、

父の希望を叶えられなかったこともあり、

どうしても考えてしまう。

 

そんな在宅医療のお医者様の

『けったいな町医者』というドキュメンタリーを観て来ました。

 

このお医者様、長尾和宏氏のことは

実は今日まで知らなかったのだけれど^^;

ほんと、こういうお医者様に家族を診て欲しい〜!!

 

長尾医師の本が原作の『痛くない死に方』

 

医療の矛盾を話すシーンが、いろいろあるのだけれど

私は素人だけど、

そうなんだよなあ〜って思う。

 

苦しんでも、長く生きることを選ぶ人はそれで良いと思うし

寿命が短くなっても、できるだけ苦しく無く過ごしたいという人もいるだろうし。

 

すべて自由に選択して、どこであっても

希望に沿った医療が受けられたらいいのに、と思う。

 

でも実際には、

こういう志のある医師に会えなければ

今の日本の医療システムに乗るしか無いという・・・

 

とにかく美味しく食べられること

楽しく過ごせること

 

声を出せることは、嚥下できるということ。

だから歌ったり、話したりは大事なんだなあ〜。

 

以前、外科のお医者様の本を読んだときに

医者にとって、

『死は敗北』って書かれていて衝撃だった。

 

他のお医者様と話したときも、そう言っていて

(そういう考えだったという意味で)

 

この映画の中でも、それが出て来る。

 

でも、私が衝撃を受けたように

一般人には、そういう考えは無い人も多いんじゃないだろうか。

 

死は、生きるものすべてに

自然に訪れることであって

だからこそ、

できるだけ自然に逝けたらと思う人もいると思う。

 

映画を観ていると、

どの患者さんにも

まるで親族みたいな気持ちになっちゃって

最後はひっそり号泣していた私。

 

でも個人的には、

家族としても当事者と想像しても

とても羨ましいと思った…

 

2時間があっという間の

素晴らしいドキュメンタリーでした。

 

いろいろ考えさせられると思います。

 

札幌では3/4までですが、他はどうなんだろう〜。

地味ですが、

興味のある方には、ぜひオススメです^^