節分で食べる恵方巻きには、とても文化や風習とは呼べない背景があるとお伝えさせて頂きました。
そして節分に行う豆撒き。
一般的には「鬼は外、福は内」と煎り豆を巻き、縁起を担ぎます。
しかし東北地方や、群馬県藤岡市鬼石地区や奈良県吉野郡金峯山寺蔵王堂などの地域では、「福は内、鬼は内」とか「福は内、鬼も内」などと言った掛け声をかける地域があります。
そもそも節分とは、「節目の分かれ道」を意味し、本当の一年の始まりを意味します。
宇宙の絶対的運動であるスピンによる導き、すなわち天体活動によって影響を受ける地球や人体のバイオリズムがここから切り替わります。
ちょうど節分が大晦日で、翌日の立春が新年の始まりです。
節分は本来とても大切な節目とされてきました。
日月神示でも「節分」がよく出てきますが、そもそもその節分の鬼。
これは、『艮の金神』こと国常立大神という神様の事なのです。
神話のようにお読み頂いても良いかと思いますが、かつて、この国常立大神様が地球を統治していたのですが、その規律と姿勢がとても厳しかった。
厳格なるが故に秩序は保たれ、争い、不正、貧富の差はなく、善政が布かれ誰もが安心して暮らすことができました。
しかしそのあまりの厳格さのため、それを面白く思わない他の悪心の神々の不満が爆発します。
謀略を廻らせ、会議を開き多数決によって国常立大神様を引退へと追い込んだのです。
その結果、艮(東北)の方位へ、その妻は坤(西南)の方位へ隠退することとなりました。後に艮の金神(うしとらこんじん)、坤の金神(ひつじさるのこんじん)と呼ばれ、悪神なる存在達は、必要以上に恐れる方角や場所としています。
民間風水や方位学などでは、東北の方位を鬼門、西南の方位を裏鬼門と呼ぶのはここから由来しています。
それからの世界は秩序が乱れ、争い、不正が横行し、貧富の差ができて、金や権力がものをいう強い者勝ちの世の中になってしまいました。
それが悪神たちの思惑だったのです。
強いモノが力を持ち、「弱肉強食」こそがこの世の普遍のルールだとされているのも、この悪心の仕組みが長い間続いているからなのです。
この『艮の金神』こと国常立大神様が一時隠退し、閉じ込められた日が、今の節分にあたる日なのです。
そして閉じ込められた艮(うしとら)とは、地球上でその方位を言えば「日本」なのです。
神の国などと表現される日本。それは正確に言えば神が眠る国なのです。
こうして始まった悪心の仕組みは長い時をかけ、金融思想、科学至上主義で世界を管理し、人間の本来宿す霊性を失わせ、醜い争いを繰り返しているのです。
そして世界を包囲し、悪心たちにすれば恐怖の正神である『艮の金神』の最後のとどめを指す為に、日本を直接的にも間接的にも支配し、破壊したのです。
それが近代で行われた歴史から見られるように、世界でもっとも文化的で調和的な社会を270年も育んできた江戸時代を開国し、後に圧力を強め、先の敗戦につながる大戦によって、一方的な破壊を繰り広げたのです。
戦争で徹底的に破壊され、戦後は日本の文化・伝統を壊し、経済的支配、そして日本人としての魂は骨抜きにされました。
それは国常立大神様が封じられ、その影響を強く受ける国であり、民族だったからです。
節分で煎り豆(煎った豆は二度と芽が出ない、咲かない)鬼にぶつけるのは、「出て行け、二度と返り咲くな」という本当の正神を追い出し、封印する意味が込められてしまっているのです。
こうした最も大切な節分にも、日本人の否定観念が間接的に植え付けられているのです。
日月神示によれば、この封印された国常立大神様がいよいよ目覚める仕組みが発動されたと言います。
今その目覚めにより世界を司っている悪心達が最後の抵抗を見せているのです。
世界の不安定、そして日本包囲網はここから来ているのです。
節分には豆撒きをする方も多いかと思いますが、こうした正神の復活の為にも、自分たちの節目の本当の安泰を祈願する為にも、正しく豆撒きをする必要があります。
「鬼は外、福は内」ではなく、本来なら悪心の思惑が福であるなら「鬼は内、福は外」となります。
しかしそれでは違和感も強く、また「悪も抱き参らせる」精神が大切な事も考え、「鬼は内、福も内」が良いのではないでしょうか?
日月神示では悪心も必要なお役目があったと言う。
私たち人間目線で見ていると、多くの争いや悲劇が繰り返された事に、善なるものなどあるのだろうか?と考えがちですが、神の大きな仕組みから考えると、地球の、そして人類の進化・発展にとって必要な学びだったとも考えられます。
そして悪心の巧妙な支配の仕組みから、目覚める為の大いなる犠牲だったのかも知れません。
正神の復活と共に「陰も極まり陽となる」。
東洋と西洋の融合、男女の和合、精神性と物質の調和。
こういった壮大な節目の時代に残された節分文化。
そこに秘められた本当のメッセージを知り、楽しんで豆撒きをしましょう。
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