『ありがとう』は奇跡の言葉 | ひふみ塾 世回りブログ

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子ども達の未来のために食や医療などの真実や嘘を暴いて行こうと思います!

夜路死苦お願いします!

****ネットで拾ったとあるお話****
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私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、

母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。 

友達に見られるのが恥ずかしくて、

毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。 

ある朝母が嬉しそうに

「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」

と私に言ってきた。 

私は生返事でそのまま高校へ行き、こっそり中身を確認した。 

すると確に海老が入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし、彩りも悪いし、とても食べられなかった。 

家に帰ると母は私に

「今日の弁当美味しかった?」

としつこく尋ねてきた。 

私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜っていたので

「うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから」

とつい、きつく言ってしまった。 

母は悲しそうに

「気付かなくてごめんね…」

と言いそれから弁当を作らなくなった。

それから半年後、母は死んだ。

私の知らない病気だった。

母の遺品を整理していたら、日記が出てきた。

中を見ると弁当のことばかり書いていた。 

「手の震えが止まらず上手く卵が焼けない」

日記はあの日で終わっていた。 

**** ****

とても恥ずかしい話ではありますが、私の父も19歳の時に亡くなりました。

脳溢血でした。

その頃の私は、いい年してまだ反抗期?だったのか、親に威圧的で、目が合えば悪態をつき、毎晩毎晩夜遊びに明け暮れ、親のスネをかじっていながらそれを棚に上げ、仲間と居れば何でも出来ると思い込んでいました。

いわゆる不良少年だった。

父が倒れる3日前、久しぶりに家に帰ると、何かを言いたそうな父が居た。

私はそんな父が説教の一つでも言いたいのかと、信じられない悪態をつき、暴言を一方的に吐き捨てまた家を飛び出した。

その後父が倒れたと知らせが入り、軽い気持ちで病院へ行って見ると、集中治療室に通されました。

ドラマで見たようなその部屋で、管がつながり、変わり果てた父がそこに居た時、正直何が起きたのかわからなかった。

当然家族も戸惑うばかりで、18歳になる妹が大声で泣き始め、やっと事の重大さがわかりかけてきました。

そのお医者さんが言うには、正直今の医学ではどうしようも出来ない状態だと。

しかし脳死状態でも、医者の立場では上手く言えないが、声は届く事もあると言っていた。

記憶は定かではないが、手を取り、とにかく謝り続けたと思います。

すると突然、父の目から涙がこぼれたのです。

私はすぐに医者を呼んだが、そっと涙を拭いて声を震わせ、一言「声は届いてるね」と。

その一週間後、弟が見守る中、父は綺麗に息を引き取りました。

自営業だった父は、経営にかなり行き詰っていたようでした。

亡くなった後、出てくる金銭トラブル。

高校に入りたての弟もいる中、正直借金などで生命保険も消えてしまった。

少し世間知らずで天然な母は、強がりながらもかなり参っていたと思います。

そんな母を見ながら、今まであれだけ息巻いて我がもの顔していた自分が一切の役に立たなかった。

知恵が無い、勇気がない、力がないという事がこれほど惨めだとも思わなかった。

それからはとにかく死に物狂いで仕事をした。

今でこそお金があるわけではないが、自分の誕生日は母と旅行に行く日と決めている。
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奥さんには悪いけど、これは母が死ぬまで続けられればと思っている。

長々と恥ずかしげも無くくだらない話をしてしまいましたが、この転載させて頂いたお話は、とにかく悔いが残らないように生きてほしいというお話だと思います。

ありがとうの語源は「有り難い」。

有ることは難しい。

当たり前に存在するものは、本当は奇跡のような確率で存在しています。

大切な人の存在は、途方も無い確率で出会う奇跡なのです。

これは多くの人が見失いやすいことでもあると思います。

その奇跡の出会いは、必ず自分にとって意味と意図が隠されています。

父が私の目を覚ましてくれたように、大切な存在は私達に何かしらを教えてくれます。

出来るならば、愛情を交し合う中で、その意味を感じて生きたい。

そして自分と言う存在もまた、奇跡の存在でもあります。

そんな自分と言う存在にも当たり前にならず、心も身体も健康で、その努力を惜しまず、いつか死ぬ人生、足元を照らしながら、大切な人たちに日々感謝をしながら前を向いて歩いて生きたいですね。
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