私たち人間は文明の上にたっているだけで自然界に属してはいません。
戦争を繰り返し、食物連鎖をも狂わし、様々な病気をつくり自滅する人間…
人間が裸になり自然界に飛び込んだとき今の食生活は絶対に出来ません。
人間の本当の食のあり方について神話に基づき考えてみましょう。
人間は肉を食べるようになってから狂いだした。
神のあたえたもうた五穀や果実だけで満足せず、地に這うものを仕留め、食すようになると、闘争心をむき出しにし、さまざまな苦しみを自ら生み出した。
もしこの“肉”という禁断の木の実に手を出さなかったら・・・・
アダム(Adam)とイヴ(エヴァとも、Eve)は旧約聖書の創世記に登場する最初の人間。
創世記には神による二人の創造からアダムの死までが書かれている。
神は塵(アダマ)から人(アダム)を作り、エデンの園を管理させる。
アダムが動物の中で自分に合うふさわしい助け手をみつけらなかったので、神はアダムを眠らせ、あばら骨の一部をとって女をつくった。
アダムは女を見て喜び、男(イシュ)からなったものという意味で女(イシャー)と名づけた。
中世においてはこの部分の記述から「男のあばら骨は女より一本少ない」と真剣に考えられていた。
創世記の記述によればエデンは「東の方」(2:8)にあり、アダムは園を管理するため、そこにおかれた。
そこでは食用果実の木がたくさん生えており、園の中央には命の木と善悪の知識の木があった。
また、エデンから流れ出た1つの川は、四つの川(ピション川、ギホン川、チグリス川、ユーフラテス川)に分かれていた。
神はアダムとイブが禁じていた善悪の知識の木の実を食べたことから、命の木の実をも食べることをおそれ、エデンの園を追放する。
命の木を守るため、神はエデンの東にケルビムときらめく剣の炎をおいた。
神が園の中央にある善悪の知識を知る木の実のみは食べてはならないと命じられていたにもかかわらず、蛇の誘いに乗って女が実をたべ、男も渡されて食べる。
二人は自分たちが裸であることを恥じるようになり、いちじくの葉で腰をおおう。
神はこれを見て怒り、蛇を呪い、女性に出産の苦しみ、男性に労働の苦しみ、人間には限りある命を与えた。
アダムは女がすべての命の母となったことから、命(エヴァ)と名づける、神は二人に皮の衣を着せて楽園から追い出した。
エデンの園をおいだされた二人の間にはカインとアベルの兄弟が生まれる。
カインは怒りからアベルを殺したため、神によってさすらいの旅へと送り出される。
さらにアダムとエヴァの間にはエノクとセトという兄弟が生まれる。
アダムは930歳で死んだ。
エヴァの死について聖書には記述がない。
善悪の知識を知る木の実はよく絵画などにりんごとして描かれているが、聖書には何の果実であるかという記述はない。
肉は神が言っていた禁断の木の実だったということをはっきりと認識すれば、味覚の贅沢を捨て、肉食をやめるのはかんたんなことです。
集団生活の中で調和を大切にしながら肉を食べないということがどれだけ大変なことかと思いますが、どんな状況がやってこようとも迷うことはないでしょう。
勇気をもってください!
とさつの機械に追い立てられる現場を見て、それが自分の身、または愛する子供や肉親の姿だとしたら肉を食べない方法などは、どんな知恵でも湧いてくることでしょう。
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