豚の瞳 | ひふみ塾 世回りブログ

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子ども達の未来のために食や医療などの真実や嘘を暴いて行こうと思います!

夜路死苦お願いします!




〈NAGAIproより転載〉


先日12月1日悲しいニューがありました。

千葉県旭市の養豚場で火事があり、飼育されていた豚2500頭が焼死したのです
死んだブタたちは皆「妊娠用クレート」に閉じ込めれられており、火を目の前にしても逃げ出せなかった事がわかりました。

熱さで暴れてクレートの鉄柵が歪んでいたり、檻を噛んだまま焼け死んだ子もいました。
この子達には火から逃げる自由すらなかったのです。

現在の工業畜産はどれをとっても「どうぶつ虐待」そのもので、人間のエゴによってどうぶつ達を相当に苦しめています。
その中でも妊娠豚クレートは世界中で使用されている最も残酷な飼育方法です。

一体どういったものなのか、わかりやすく言うと次の様になります。

「あなたは今日から畳一畳の檻の中で過ごす事。トイレもご飯もそこでする事。
お風呂?そんなものは入らなくて良い。どうせあなたは死ぬんだから。そして何度も妊娠してもらう。

子どもが出来たら我々が管理する。あなたは数日は母乳だけ与えればいい。
どうせ子どももすぐ殺すから。
我々があなたを殺すまでの4年間はこれをひたすら繰り返す。」

こう書けば解っていただけますか?

妊娠豚クレートはブタの全ての自由を奪うものであり、
寝返りも身体を伸ばすことも出来ない檻の中で4年間を過ごすものです。

当然ブタは物凄いストレスを感じます。
歩くことも許されず、振り返ることも思い切り伸びをする事も出来ない鉄格子の中。

起きている間はひたすら柵をかじり、外に出たいと泣き、そして疲れると寝ます。
何とかして檻から出たい、自由になりたい、彼らの願いはただそれだけです。

この様にストレスを与え続け、精神的におかしくなったブタの死骸(肉片)を食べる、これが私達今の肉食の現状です。
安い肉を大量に食べたいという、卑しい歪んだ欲望がこの工業システムを作り出しています。

メスブタは子ブタ製造機の様にひたすら妊娠出産を繰り返します。
不自然な形での人工授精は、鉄パイプをブタの子宮に差し込むやり方で、もはや命の誕生などとは程遠い業務の一環となっています。

食用だから、家畜だからと人間が勝手に利己の基準で分別しているだけで、この世に生きとし生けるものはすべて「同じ生命」です。
命に軽いも重いも無く、用途によって価値の変わる命などこの世にはありません。

ブタの瞳は人間にそっくりだと言われています。
それもそのはずで、人間とブタの組織、臓器、細胞は非常に似ていることが判っています。

故にブタはより感情が豊かで親子の愛情も深く、遊びも大好きでとても清潔な生きものなのです。
優しくてお人好し、喜怒哀楽を持ちあわせており、その表情はとても豊かです。

子ブタなんて人間の子どもと一緒、いたずら大好き、無邪氣でヤンチャで好奇心旺盛です。
そしてブタは食も細く、とても繊細で優しい精神を持ち合わせています。

現在の畜産産業はそんな彼らを物として扱います。

メスブタは極度に狭い檻に閉じ込められ、一切の自由を奪われ拷問の様な不自然な妊娠出産を繰り返し、
オスブタは産まれてしばらくすると無麻酔で睾丸を刃物やハサミで千切られます。

手でつかんでねじって引きちぎる事もします。
子ブタは恐怖に慄き、物凄い悲鳴をあげ、睾丸付近は血だらけになります。

親ブタは子ブタを返せ!とばかりに泣き叫び、身動きの取れない檻の中で必死で柵をかじります。
叫ぶ子ブタを目の前に、どれほど親として辛い思いをしているでしょう。

肉食は人間が犯している最も罪深い行為の一つであり、同じ属性である哺乳類を食すことは同族喰いとなります。
同族喰いをしている生きものは、宇宙の法則によってその過ちに制裁を下され、やがて淘汰されていきます。

それが、現在人類のに蔓延した病氣なのではないでしょうか。
自分の心の為に、魂の為に、健康のために。

まずは肉を減らす事から始めてみませんか…?