比に29年潜伏…小野田寛郎氏死去
元陸軍少尉の小野田寛郎さん死去
フィリピン・ルバング島のジャングルで、太平洋戦争終了後も29年間、潜伏し、生還した元陸軍少尉の小野田寛郎(ひろお)さん(91)が16日午後4時29分、東京都内の病院で死去した。6日から肺炎のため入院していたという。葬儀は未定で、親族による密葬を予定している。
1922年3月、和歌山県の旧内海町(現・海南市名高)に生まれた。44年に陸軍中野学校二俣分校に入り、ゲリラ戦や情報戦を学んだ後、ルバング島に派遣された。戦争終了を信じずゲリラ戦を継続し、74年に日本に戻った。
残留日本兵
小野田自然塾
長い間、日本のために尽力されてくれた小野田さんに心より御冥福を御祈り申し上げます。