ボクシングを通じ少年更正 | ひふみ塾 世回りブログ

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自宅のジムで少年の指導に汗を流す松永さん(右)



ボクシング通じ少年更生を

長崎新聞 11月13日 10時46分配信

自宅のジムで少年の指導に汗を流す松永さん(右)=佐世保市勝海町 がんを克服し、中高年のアマチュアボクシング大会「ザ・おやじファイト」を舞台に活躍する早岐署警務係長の松永悟さん(58)が、ボクシングを通じて非行少年の更生を後押しする活動を約5年ぶりに再開した。強さとは何か-。日々のトレーニングを通じて、少年たちに問い掛け続けている。
 県警察学校時代にボクシングを始めた松永さん。10年前に患ったがんのリハビリの一環で2008年に出場した「ザ・おやじファイト」47歳以上の部フェザー級王座を獲得。更生活動にも力を入れ、これまで100人以上を指導。業務や自らのトレーニングで一時中断していたが、今年5月ごろから再開した。
 今は、かつて深夜徘徊(はいかい)を繰り返していた佐世保市内の中学2年の少年(13)を指導。少年は中学校でサッカー部の練習が終わった後、日曜と週1回程度の松永さんの当直日以外は毎夕、松永さんの自宅裏のジムに通う。
「人に一歩譲れる勇気を持て」が松永さんの信条。技術は二の次。練習では常に、人への敬意と礼儀の大切さを説く。
 シャドーボクシングやサンドバッグの打ち込みに約30分。
「顔つきも、生活態度もぐんと落ち着いてきたな」。息が上がる少年をいたわるように声を掛ける松永さんに、少年も「強ければいい、ということではないことが分かってきた」と笑顔。少年は将来、ボクシング部がある高校へ進学する夢も芽生え始めた。

 「ボクシングが少年の心の隙をうまく埋めてくれている」と松永さん。「夢を持ち、努力する厳しさや楽しさを少しでも分かってもらえたら」と少年たちを見守り続ける。