緑に染まった五月が

終わろうとしている

日ごとに伸びる草や花の

たくましい生命を

受け取るのに精一杯だった

五月

 

休みなく巡る季節は

生命の誕生と終焉を

教えてくれる

 

夫の退職後に移り住んだ伊豆は

自然と共存している所であり

この暮らしを楽しみ始めている

 

私の生命も自然の一部なら

風が吹けばいっせいに揺れる木の葉と共に

風に吹かれていたいもの

光が射せば

光のほうへ顔を向け

束の間の永遠みたいに

きれいな時を味わいたいもの