『特警ウインスペクター』を
甥っ子と観てたら、
「なんで、変身するの?」
と言われてしまった。
香川竜馬自身が十分強いし、
緊迫した場面で
逐一、車に戻って強化服を装備して……、
なんて面倒なことをするのかと、
5歳児に指摘されてしまった。
『ウインスペクター』が
人間の業と向き合いつつ、
ヒーローとしてのカッコよさも
両立している名作特撮だと思っていたが、
あっさり論破されてしまった。
甥っ子自身がフィクション自体に
あまり興味がない志向もあることから、
無理に理解させる必要もないし、
何かを学べという必要もないのだが、
フィクションから諸々
学べることもあると思っている自分にとって、
「面白い作品と何か?」
「リアリティを感じさせる
フィクションとは何か?」
と考えさせられながらも、
特に答えも浮かばない。
『特警ウインスペクター』
1話「赤ちゃん暴走!」