『仮面ライダーBLACK SUN』 、

『シン・ウルトラマン』 が

アマプラで配信されて、

 

予告編

 

シン・ウルトラマン

 

特撮ヒーローファンの

SNSのトップ画面は、

感想やら何やらで

埋まりがちであろうと思われる昨今。

 

私自身も、

色々と感想を述べたいと思いつつ、

整理しきれないくらいに

言葉が頭を駆け巡っています。

 

っていうか、

単に日々の仕事に忙殺されて

コンテンツの視聴も

以前ほどできておらず、

ブログの継続も怠っているだけなのですが。

 

 

 

 

 

最近、モヤモヤと考えているのは、

 

往年のヒーローを

現実的な整合性を加えながら

リメイクする意義とは?

 

諸々の特撮作品を

文芸批評や神話類型など

文系諸学の知見・レトリックをもって

語ろうとすることの意義とは?

 

といったこと。

(この類が好きであることは大前提)

 

私の中で

特撮作品を真面目に考えてる類の

最初の本は、

 

空想科学読本I

 

空想哲学読本

 

ややギャグ寄りな所はあるけど、

実際の学問に照らして、

各作品を分析して語る、

という文体が新鮮で、

学問も特撮も、どっちも面白いと

思わされた。

 

ゼロ年代の想像力

 

リトル・ピープルの時代 (幻冬舎文庫)

 

仮面ライダーファンとしては、

宇野常寛さんは、

私の中では大哲学者。

宇野さんの解説があるおかげで、

現代思想がある程度

理解できるようになった、

気がしている。

 

他にも色々あるけども、

こういった特撮を真面目に考える本は、

作り手側に直接・間接であれ、

少なからずの影響を与えていると思われる。

 

整合性リメイクが生まれるのは、

学的な分析本が生まれているから。

 

大衆メディアの中で

世代を越えて共有されてきた

コンテンツも、

大雑把な描写だけでは

許容されてなくなってきている

時代背景からか、

 

いじめ・暴力、差別、戦争などの

諸々の社会問題のメタファーを

よりわかりやすく提示する

必要性に駆られているのではないかと

思われる。

 

「スゲー!!」

「カッコイイ!!」

だけでは済まされなくなってきている、

そんな時代になっている、

のかもしれない。

 

 

ULTRAMAN [DVD]

 

真・仮面ライダー序章

 

仮面ライダー THE FIRST

 

アニバーサリーごとに

作られる整合性リメイク作品。

 

『THE FIRST』 は

単純に 「カッコイイ!!」

と思えたし、

 

何より AAC の人たちによる

アクションが 「スゴイ!!」

 

何やら真面目に

書いてみたつもりでも、

結局、一つのシーンに

引き寄せられるから

観続けたくなるし、

語りたくもなるし……。

 

やっぱり凄いのは、

作り手の人たちだ。