母が病気で倒れ、急遽ワンコのお世話することになった日からほんの8ヵ月。

それしか守ってあげることができなかった。

インシュリンの注射をしていたことをそれとなく知っていたのに、自分がそれをやらなきゃいけなくなったことに大分気付かずにいたこと。

自分の都合で主治医でなくSOに連れて行っていたこと。

目が見えず、水を置いておくだけでは飲めなかったことに気付くのに時間がかかったこと。

(食事の時に飲ませているうちに気が付きました)

お気に入りのトマト料理にまで手が回らなくてそのままだったこと。

亡くなる前日に止めた方が・・・と思いつつ注射をしたこと。

 

もう後悔ばかりです。

 

頑張っているつもりなのに何も上手く出来なかった。

夜、様々な理由でワンコに付き合ってきたけれど、眠いとか辛いとかばっかり思って、意識朦朧とお世話してて、もっと気づかいして注意深くやれなかったものか?と思います。

母が17年守ってきた命を、その後8ヵ月しか守れなかったなんて。

 

ただ、もう食事する必要のなかったはずの彼が、息子から食事をとってくれたり、最後に口にしたものは、私からの薬・・・気を使って飲んでくれたのだなと思うと

弱弱しい足取りでバタバタしていた時に息子が「歩きたいんだよ」というので体を起こしたら、到底歩けない足で私の介助するなかよちよち歩く姿を見せてくれたこと。

吠えてくれたこと。

あの子が、頑張れるだけの全てを見せてくれたのは、私のことを責めていないからなんだろうなって思うのです。

そして息子から食事をとってくれたこと、本当に息子のことを大事に思ってくれていたのだと思います。

 

今、私のお腹が鳴ったの??

「わおん」って小さく聞こえた。

 

 

うん、ありがとう。

励ましに来てくれたんだね。

 

 

自分を責める気持ちは尽きないけれど

気持ちよさそうにしてくれた時間や甘えてくれた時間

たくさんの頑張りや気遣いを見せてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。

何もできなかった私にも「ありがとう」って言ってくれている気がします。

この子にどれだけ励まされ救われてきたか。

こちらこそ、ありがとう。

溢れるばかりの感謝の気持ちが、きっとあなたに届きますように。

天国までの道のりの元気になりますように。

先輩ハムちゃん達に会ったら仲良く一緒にいてね。

心から愛しているよ。

私なんかにやさしくしてくれてありがとう。

本当に本当にありがとう。

 

あなたのいる天国に行けるよう、本当にがんばるね。

どうか見守っていてください。