こんにちは、稗田利明です!

2024年7月30日、Appleは日本で「衛星経由の緊急SOS」サービスの提供を開始しました。このサービスは、iPhone 14および15シリーズのユーザーが、携帯電話通信やWi-Fiが届かない「圏外」でも緊急通報が可能になる画期的な機能です。これにより、山間部や海上などでの活動中に事故や遭難が発生した場合でも、衛星を介して緊急対応専門スタッフがいる衛星中継センターと連絡を取ることができます[1][2][3][4]。

このサービスは、2022年にアメリカとカナダで初めて導入され、その後フランス、ドイツ、英国など16カ国以上で展開されてきました。日本は17カ国目の提供地域となります。iPhone 14および15シリーズの全モデルが対象で、iOS 17.6以降が必要です。サービスは新しいiPhoneのアクティベーションから2年間無料で利用できます[1][4][5]。

「衛星経由の緊急SOS」は、緊急時にユーザーがiPhoneのサイドボタンと音量ボタンを長押しすることで、緊急SOSスライダーを表示し、衛星を介して位置情報や状況をAppleの地上局に送信します。これにより、専門スタッフが代わりに緊急通報サービスに連絡し、迅速な救助を依頼します。また、日常的に位置情報を家族や友人と共有することも可能です[3][4][5]。

このサービスを利用するには、屋外で空が見渡せる場所にいる必要があります。デモモードも用意されており、実際の緊急通報サービスへの連絡を行わずに、衛星接続のプロセスを体験することができます。これにより、ユーザーは緊急時に慌てることなく、スムーズに操作を行えるようになります[5]。

このように、Appleの「衛星経由の緊急SOS」は、災害時や通信が途絶えた状況でも安心して利用できる安全機能として期待されています。国内の通信キャリアも同様のサービスを準備中で、今後さらに多くの人々に利用されることが見込まれます[2][3][4]。

Citations:
[1] https://www.apple.com/jp/newsroom/2024/07/emergency-sos-via-satellite-available-today/
[2] https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC301E80Q4A730C2000000/
[3] https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1612226.html
[4] https://news.yahoo.co.jp/articles/35dee202e653a3c5360c3b285bbc9ed6271873ee
[5] https://support.apple.com/ja-jp/101573