こんにちは、稗田利明です!

ソフトバンクは、Beyond 5G/6Gに向けたテラヘルツ帯無線通信の実証実験に成功した。300GHzの周波数を使い、歩道橋に設置した基地局から低速移動する車両へ安定した通信を行った。

### 高速通信が可能なテラヘルツ波の特性

テラヘルツ波は0.1~10THz(1万GHz)の高い周波数帯で、5Gのミリ波より高速な無線通信が期待される。しかし、電波の飛距離が短いため、ビーム状に電波を発射するアンテナ設計が必要だった。

### 小型アンテナの開発が鍵

ソフトバンクは、コセカント2乗ビームの特性を持つ1.5cm角の小型アンテナを開発。基地局と車載端末にこのアンテナを設置し、直線上の道路をエリア化することに成功した。基地局直下10mから140m先まで安定した通信ができた。

### 自動運転時代の高速通信に期待

テラヘルツ波は基地局直下もカバーできる利点がある。将来的には自動運転車の大容量データ通信に活用できる可能性がある。ただし、実用化にはさらなる研究開発が必要だ。

 

 

ソフトバンクが「テラヘルツ帯」通信の実証実験 クルマの通信が劇的に変わる?(ITmedia Mobile) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/1e082b8cd8a5353930f42d41d580015ed0a42052