こんにちは、稗田利明です!

Evernote(エバーノート)の日本法人が解散することが明らかになった。突然の発表に、ユーザーからは戸惑いの声が相次いでいる。一部では「サービス終了」とのデマも流れているが、Evernote公式アカウントによると、サービスは継続して提供されるという。

Evernoteは2000年にステパン・パチコフ氏が立ち上げたオンラインメモサービス。スマートフォンやPCの普及に伴い、テキストだけでなく画像、動画、音声、PDFなど多様なファイルを扱えるようになり、世界的に知名度を高めた。

2010年には日本語対応を果たし、同年6月に日本法人のエバーノートが設立された。2014年には日本経済新聞社から出資を受け、日本市場に力を注いできた。

しかし、2023年1月にはイタリアのテクノロジー企業Bending Spoonsによって買収された。同年11月には無料プランの仕様変更を発表し、ユーザーの反感を買うことになった。

今回の日本法人解散の発表は、ユーザーへの案内が不足していたことから、一部で「サービス終了」とのデマが流れる事態となった。Evernote公式アカウントは4月27日、日本法人の閉鎖とサービスの継続提供について発表し、ユーザーの不安を解消した。

Evernoteは今後、買収先のBending Spoonsの傘下で新たな展開を見せていくことになるが、日本市場での信頼を取り戻すには、ユーザーとのコミュニケーションを密にし、サービスの改善に努める必要があるだろう。