年金制度改革と消費増税に思う

社会保障と税の一体改革に関して
民主党の試案に対して国会で議論にのぼろうとしている。

「最低保障年金７万円」
これを「最低」ではなく一律でいいと思う。

年金の財源に年金保険料に加えて消費増税で対応しようという内容だが
これに対しては反対である。

少子高齢化がさらに進む中そもそも保険料制度は
遅かれ早かれ息詰まるのは目に見えている。
少子化問題は長い間取り上げられ、
いくつかの対策も行われたが成果には至っていないのが現実である。

この問題は主旨ではないので置いておくとして、
この止められない少子高齢化の状況では
年金はすべて税金で賄うべきであると考える。

国民年金・厚生年金(共済年金)の徴収を廃止し
消費税を欧米並みの15～20％へ。

これによって未成年からも年金財源を徴収できるといった
幅広い年代で負担してもらえる。
さらに高額の商品・サービス購入者には多く負担してもらえる。

加えて最低納付期間も廃止されることによって
年金は一定の年齢(65歳)になればすべての人に
ひと月あたり７万円が支給されることによって
高齢者の無年金や少額の年金による生活保護受給者が減る。
これは健康保険や介護保険の財政も改善されるし、
企業にもメリットがある。

消費増税のデメリットとして「逆進性」を挙げる人もいるが
「買わない」という選択もできる。
つまり必要なもの以外は「買わない」ことで納税額も減る。

もう一つは老後の生活を月７万円で暮らすのは厳しいので
自分でそれ以外の老後資金を管理する必要に迫られる。
日本人に金融リテラシーがないがそれでいいはずがない。
これをきっかけに勉強すべきである。

日本は「中福祉・中負担」を目指すとかなり前の首相(それでも３年前)が公言し、
政権交代した後もそれは変わっていない様。

しかし、保険料を納めている(負担している)間は
「中負担」ではなく「高負担」と感じ、
受給時には「中福祉」ではなく「小福祉」と感じてしまうのが現状。

ならば思い切って「低福祉・低負担」もしくは「高福祉・高負担」の
どちらかに舵を切った方がいいのでは。

私は前者の方を支持するが...

国歌の歌詞が突然変わる国

60年以上も歌われ続けてきた国歌の歌詞が突然変わってしまう可能性がある国。
それはイギリス。

現在イギリス(England)はGod Save the Queenを国歌としている。

サッカーやラグビーなどの国際試合で
スコットランドやウェールズ、北アイルランドは
それぞれ別の歌を国歌として歌われているが...

最近エリザベス女王が即位60年となった。
その間ずっとGod Save the Queenが歌われているし、
スポーツになると国籍が「English」になると思い込んでいる私にも愛着がある。

初めてロンドンのウェンブリー・スタジアムで国際試合を観戦した時
国歌斉唱できずこの時ばかりは観客数は71,220人いたにもかかわらず孤立感を感じた。
帰国しブリティッシュ・カウンシルで歌詞を覚え毎朝のように歌っていた。
自称だが日本人で一番英国国歌を歌っていると自負している。

60年も親しまれている国歌。
しかし女王も85歳になる。
精力的に公務をこなしているようだが年齢的にはいつ逝かれてもおかしくない。

それと同時にチャールズ皇太子が即位すると同時に
国歌もGod Save the Kingに替わる。

そのほんの一部だが親しんだ国家が突然変わってしまうのはいまいちしっくりこないだろう。
いつか必ずその時が来るのだが、それがまだずっと先であることを祈っている。

そしてずっとエリザベス女王のクリスマススピーチをBBCのウェッブサイトを通してだが聞き続けたい。

Struck Out

サッカー

は別格として
やはりスポーツは好き。

ところが最近世の中を騒がせているのが
大相撲の八百長事件

薬物問題、暴行事件そして野球賭博と
相撲協会が突き当たった不祥事。

それでも個人的には
変わりなく相撲を見てきたし
好きな力士を応援してきた。

しかし今回の事件が発覚したときは
"Struck Out" (三振)
と思わざるを得なかった。

つまり堕ちるところまで落ちたということ。

春場所の開催中止は当然として
ゼロから、いやマイナスから
再スタートしてもらうしかないと思う。

そんな中唯一の横綱である白鵬や
八百長事件の前から必死に
改革を推進していた放駒理事長が
救世主なのかもしれない。