松江・出雲の狛犬巡り
2023・10月に行われた明治大学リバティアカデミー公開講座・永井泰先生「いずも狛犬学 ~出雲式狛犬の変遷と特徴~」
この講座から派生?した松江出雲狛犬巡りに参加しました。本来は22、23,24日の三日間でが、22日一日だけ参加しました。
講師は元来待ストーンミュージアム館長の参加者は永井泰先生
参加者は16名 私以外は大学教授、有名狛犬ブロガー、関東、九州、福井の研究者、現役の石工さん達です。
田原神社
出雲風土記には社名を「田原社」と記してありますが、祭神が奈良の春日大社とほぼ同じ所から、古来には「春日大明神」とも奉称し、江戸時代の神額、棟札、その他の記録には「春日・宇賀両大明神」と記してあります。
明治初年、神社制度改正を機に両者を併称して「田原神社」と公称することとなりました
元来は2社であったが延宝二年(1674)に1社に合わさった。
旧県社です。
嘉永三年(1850)石屋 乙右衛門作 恐らく松江で最大の対
大きいだけでなく細かい細工も見所
吽形の右腕が失われています。
右腕は手の甲玉乗せだったそうで、さらに玉の上に小さな子が乗っていたそうです。
阿形台後ろの天狗
乙右衛門は台後ろに天狗の顔を掘るのが特徴
入口石段
ライオン狛 片手手の甲玉乗せ。
ライオン対 大正六年(1917) 松江石工 卯助作
安政二年(1855) 細工人 乙右衛門
吽は片手甲玉乗せ 阿は大きな耳 アゴ落ち
石段下 見事な細工の燈籠 狛犬乗せ
石段脇一対目 嘉永三年(1850)石工 本兵衛 作
大耳 走り毛 壊阿形は顔小壊
石段脇 二対目 安政四年(1857)石工 清兵ヱ作
大耳の座型 渦巻模様が付く
阿形はアゴ落ち
石段脇の燈籠上 干支狛
ねずみ 辰
猿 犬 虎
兎 未 馬
石段上の構え型
天保四年(1833)石工 文助彌啓作
胴体下をくり抜いています。
大足 大尻尾の迫力ある対
境内社
狛犬は明治の構え型 明治二十三年(1890)中村弥一郎作
阿形台後ろの天狗
竿に三猿が付く燈籠
対の燈籠には鳥?鳳凰?
境内社脇の小狐群
手水
入母屋造りの随神門
小林如泥(じょでい)の細工
出雲松江藩の第7代藩主松平治郷は江戸時代の代表的茶人の一人で、
号の不昧(ふまい)で知られています
小林如泥は松平不昧公お抱えの名工で西の左甚五郎とも称されます。
市指定有形文化財。
見返りの鹿像
年号製作者不明
見返りの鹿
拝殿
続く