狛犬ウォーク番外編・尾道 御袖(みそで)天満宮
御袖(みそで)天満宮
横からお邪魔
菅原道真が無実の罪により京から大宰府へ左遷される際、尾道に立ち寄ったそうです。
その際住民から麦飯と醴酒などの接待を受けたという。これに感謝した菅原道真は、
自らの着物の片袖を破り自身の姿を描いて与えたそうです。
その後、別当寺・天神坊(現・大山寺)の境内にその袖を祀る祠を建立。その袖は御袖の御影と呼ばれていたことから御袖天満宮という社号になったそうです。
なで牛
玉垣内片側のみ狛犬
久々に来たら玉乗り狛やんになっていました。
ずっと前には備前焼狛犬がいました。
秋にはモミジと相まって良き風情でした。
石段を見下ろす。
大林宣彦監督の映画「転校生」で、男女高校生が石段から落ちるシーンが
撮影されたことで有名です。
石段は継ぎ目の無い約5メートルの一本石で作られていますが、最後の55段目だけは
石が継いであります。
これは完璧なものは災いをもたらすとの由来にでわざと、継ぎ目を造っています。
継ぎ目なしの一本石が54段
最上段のみ継ぎ目あり
随神門前の古い尾道座型
正面向き 吽阿の並び
寛政十一年(1799)
大きな角の吽形
尾道座型は吽は立て耳、阿は垂れ耳となっているのが大半です。
いい彫り 棟梁級の石工の作でしょう。
鳥居額
社号標の文字は、浅野宗家13代当主、広島藩最後の藩主・浅野長勲(ながこと)さんの書
浅野長勲(ながこと)は昭和十二年まで長生きし、最後の殿様とも呼ばれています。
尾道では至る所に古井戸があります。
参道途中の鍛冶屋?
奥に天満宮があるとは思えない細い路地