川子神社 島根県仁多郡奥出雲町

古来より玉日女命を祭神とする。

古老の伝えによれば阿井川の下流よりワニが恋い慕って登ってくるので困った玉日女命が大きな石を投げ込み塞ぎ、現在地にお座りになったという伝説を残しています。

 

また、有名な伝説に河童伝説があります。その昔、川子原の竜が淵にカワコ(河童)が棲んでおり、馬を淵の中へ引きずり込もうと馬の尻尾をつかんだが馬の力にかなわず長栄寺の境内まで引きずられていったという。

 

カワコは頭の皿の水も少なくなり、和尚さんに簡単に捕まり「私が悪かったです。命だけは助けてください」と一生懸命に頼んだので和尚さんは「そんなに頼むなら許してやろう。だが、竜が淵の岩に文字を刻みつけ、その文字が消えるまでは決して悪さをしてはならないぞ」といって、淵に逃がしてやりました。

 

それ以来、カワコは姿を見せなくなったと伝えています。

 

   阿井川

   阿井川沿いの道

川子神社全景

こんもりとした木立の中にある大きな石板

石板

自然石?板状節理か?

これが御神体