どうも、こんにちは&こんばんは!
大変ご無沙汰しております。

ひどうがぼやぼやしている間に、桜の季節からあっという間に梅雨を越え、夏になってました。
毎日暑くて暑くてたまりません。
仕事中、汗と一緒にひどうの元気が流れ出ているんじゃないかと思うくらい汗だくになります。
毎日体力も気力も極度に低下中です。

そんな中でも、珍しくぽややんと頭の中に浮かんだ話です。


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敦賀さんが変わったと直感した。
社長さんに伝えて欲しいという言葉を聞いた時、あぁ彼の中で何かが吹っ切れたんだと。
どこにいても大切な存在は作れないと苦しげに吐露したあの時から、いつの間にか彼の中の阻んでいた何かがなくなったんだと。
彼によってこじ開けられた心の奥がキリリと痛む。
いつかこういう時が来るのは分かっていたはず。敦賀さんだっていつまでもあの時のままの状況で甘んじているはずがないと。
自分のこの想いはどこにも行き場所がないことは覚悟していた。だから心の奥底に秘めておこうと。
強靭な意思を秘めた迷いのない彼の瞳が胸に突き刺さる。
敦賀さんの幸せは私の彼に対する想いをあてのない流れへと押し流す。
気を引き締めておかないと涙が目尻に浮かんでくる。
報われない恋。
敦賀さんが幸せならいいじゃない、と自分自身に言い聞かせてみても、わかっているけど、どうしてその想いは私に向けられないんだろうと思ってしまう。
彼の笑顔、言葉、仕草、そしてーーー心。それらはすべて私じゃないキョーコちゃんに向けられるのだろうか。
あの時の敦賀さんは本当に嬉しそうな顔をしてその名前を呼んだ。
それは、うらやましいくらいに。
でももういいの。彼を想うことが出来るだけでいい。
敦賀さんがあの苦しみから解放されたなら、それは幸せでしょ?もうあの苦しそうな顔を彼にさせなくてもいいんだから。
まだ敦賀さんは誰のものにもならずにすむなんて人でなしな思いを抱かずにすむじゃない。
「最上さん、どうしたの?」
物思いにふけっていた私に敦賀さんが腰をかがめて顔をのぞき込んでくる。
いけない。しっかりしなくちゃ。
私は自分の胸の内を悟られないように笑顔を見せる。
「じゃあ、行こうか」
ミューズと別れ、私たちは与えられたホテルの一室へと向かう。
そこがカインとセツカの生きるベース。
その道すがら敦賀さんがさりげなく私の手を握ってきた。まだセツカになっていない私の手を。
おそらく人通りの多い道ではなく街頭も少ないため私の安全を考えてのコトだろうと思い、敦賀さんの優しいそれをありがたく受け止め握り返した。しかも私が断っているのに、彼はセツカグッズが入ったスーツケースを私から取り上げ運んでいる。
敦賀さんの手の温もりが私の冷え切った心に灯をともす。それはとても微かな頼りない灯りだった。けれども確実に私の心を切なさで焦がしてゆく。
やっぱり敦賀さんが好き。
このままホテルに着かなくてもいい。ずっとこの手を離さないでほしい。
でもそれは無理なことで、せめてこの高鳴る鼓動がつながれた手から伝わらないように祈るだけ。
今の敦賀さんのために私に出来ることなんてない。今はカインの妹セツカを最後まで完璧に演じきることだけ。それさえ今の彼には必要ないんじゃないかと思えてくる。私が試験でセツカを休んでいた間も、彼は淡々と問題なく仕事をしていたみたいだから。
今セツカが必要なのは私自身。
この役の中なら最上キョーコでは決して表に出してはいけないような感情や行動もぶつけられるから。
だからあと少しだけ、そう、本当にあと少しだけ、このグアムにいる間だけはカインーーー敦賀さんに思い切り甘えさせてほしい。


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と、こんな感じです。ふぅ。
珍しくキョーコサイドから書いてみました。
キョコたんはきっと色々もっと深いことを考えているんでしょうけど、ひどうに推測出来るのはこんなことくらいまでです。
あぁ、本当にじれったいわね!


追記
ただいまヤル気スイッチ捜索中です。。。
だれかひどうのヤル気スイッチを見つけてください。。。