星空の時間。ほんの少しのすれ違いから すねて少し遅れて歩きだした君 またいつものことだと 歩みを速めた僕 開いていく二人の距離… 二人の温もりを 冬の夜風が奪っていく… 僕は振り返る 二人の間にある沈黙… 僕は歩みを止め 君の後ろの空を見上げた 星空が昇るころ… 僕は沈んだ顔の君の気を引くと 空を指差した 君の表情が一瞬で明るくなった 君とずっと肩をならべて歩いていきたい 僕は君のもとへ歩み寄ると肩を抱いた 冷えきった小さな肩を暖めるように…