球根栽培の唄淋しいページの音をめくり 長い思想のむなしさを読む ぼくは どこまでも ぼくであろうとし ぼくが ぼくで ぼくであろうとし ぼくはどこまでも ぼくであろうとし ぼくが ぼくで ぼくであろうとし やがて ぼくはモデルガン改造に 熱中していた もうすぐ憎愛に変わるだろう ぼくの孤独な情念は 壁を突き通す一発の弾丸に なるはずだった