3月11日・・・・
あの日から、3年の日々が過ぎて行った。
だが、あの日の事は、
昨日の事のように思い出せる。
仕事で、密閉された部屋にいたあの日。
揺れを感じ、20秒か30秒ほどか・・・
今日のは長いなぁと思っていた。
そして、少し揺れが落ち着くかな?
そう思った時に、もう一段大きい揺れがやってきた。
やばい!!
これはマジでやばい!!
慌てて持っていたイスを、
頭にかぶるようにしていたことを思い出す。
かなり頑丈な部屋にいたので、
そういう意味での不安感は無かったが、
扉がゆがんで、出られなかったらなどと思いつつ、
ただただ、揺れが収まるのを待った。
東京クラスですら、こうだったのだ。
震源に近い人たち・・・
そして、その後の津波や
原発事故による避難をされた方々の恐怖を思うと、
想像しただけでも、震えが来てしまう。
いや・・・
震災の後も、
今も故郷を追われ、
近づくことさえ儘ならない人たちがいる。
一瞬で、生命そのものを理不尽に亡くした人たちがいる。
それを思うと、
決して、安易に忘れてはいけない事だと思う。
目先の便利さに追われ、
再びの過ちを起こしてはならないと思う。
人は、辛いことを考え続けることが出来ない。
誰だって、楽しくいきたいと願う。
だけど・・・
その楽しさが・・・
被災者たちが耐え忍ぶことの上に立ってはいけないと思う。
今や・・・
マスコミも当時の報道の失敗を恥じないが故か・・・
人情話だけで、この日を越そうとしているように思えてならない。
未だに、
当時、政府や東電と事実をごまかし続けた結果が・・・
世界でのマスコミ信用度のガタ落ちに繋がっている。
世界的には、今の日本の報道は・・・
先進国どころか・・・
途上国以下・・・
既に、アフリカのボツワナクラスの信用度しかない。
偉そうに、他国をどうこう言える信用は、
今の日本にはない。
一度崩れた信用を取り戻すには、
どうすればいいのか・・・
その答えは、当のマスコミたちも分かってはいるはずだ。
したくないんだよね・・・・
恥ずかしいし・・・
自分の権益を損なうからね・・・・
3・11・・・
これを、日本って国の素晴らしさを取り戻すきっかけとするのか・・・
それとも、日本が没落していくきっかけとなったとするのか・・・
まだ・・・
答えは出ていない。
と・・
この日故に、少し真面目に考えてみた。
それもまた・・・
あの日への祈りの一つの形だと思うから・・・・