シリア内戦を取材していた、
ジャーナリストの山本さんが、
戦闘に巻き込まれて死亡した。

テレビでも、大々的に報道されているが、
その報道方向には、かなり疑問が有る。

普通の事故死などの様に、
身内の悲しみや、彼女の経歴などを、感情論的に語るだけ。

果たして、それは山本さんが望む事なんだろうか?


彼ら、戦場ジャーナリストは、
自分達が紛争地域を取材する事で、
戦争の恐ろしさを、愚かさを伝え、
そこで苦しむ人達の現実を伝え、

下手をすると、大国同士の思惑に翻弄されて、
大国の都合で、事実や歴史を隠されたり、
改定されたりする事を防いでくれる。

かつての湾岸戦争などは、
CNNが報道しなければ、
アメリカ政府の思い通りの報道のみになっていた。


山本さん自体、海外ジャーナリストの評価は高い様で、
国内メディアは、それを後追いで報じている。

まあ、小泉政権時代に、
紛争地域に人助けのボランティアに行き、
亡くなった人間を、
自業自得と報じて叩いたメディアである。

どの口が哀悼捧げるんだかと、思ってしまう。


そして、メディアに良心が残っているのなら、
まずやるべきは、
シリアの政府発表だけじゃない、
ちゃんとした戦争の報道?
それじゃない?