破門 | hidezoのブログ

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個人的な読後の感想を勝手気ままに書いてます。

第151回 直木賞作品。
映画製作に出資した金が、回り回ってヤクザ同士のシノギの話に発展して、男のメンツをかけた争いへと発展してしまう。




破門
黒川博行 著
角川書店

パラパラっと捲って、なんて会話の多い作品なんだ!
と思ったのだが、読んで納得。
大阪のヤクザとどーしょもない男の、
関西弁の軽妙なやりとりが世界観を作っているんだな。

リズムもいいし、ボケも思わず笑ってしまう。
でも、描かれている世界は、騙し騙されボコられ拉致られの
ダークな世界。
それを軽妙に読み易くしているのが、大阪弁なんだな、きっと。

これ、関西の人が読んだらもっと面白いんじゃいかな。
毛馬、大正橋、昭和町、とか土地名でイメージがつかないもんね、関東人には。

しかし、桑原というヤクザの潔さというか、なんというか、
嫌いじゃないなぁと思いながら読んでいた。
逆に、二宮、この話の主役。
この二宮は廻りにいたらいじめちゃいそうだなぁと思った。
でも、親父がヤクザで今の若頭などを面倒見ていただけあって、
堅気のくせに、腹座った動きをするから読んでいて気持ちよい。

とにもかくにも、映像にして欲しいなぁ、なんて思って読んでいたら、
正月にBSで映像になるらしい。
この作品は、確かに映像向きだ。
セリフばっかりだし(笑)
ん? 見れるのか、うちは?

でも、女子には分かるのかな。。。
男が少女マンガに入れないのと一緒な感覚なんでは。。。