境界駅の範疇として、各JR会社の境にある駅もそれに含めてもよいのではと思います。

 

例えば、門司/下関、児島/宇多津、米原/醒ヶ井、/亀山、中土/南小谷、杉原/猪谷、函南/熱海辰野/宮木、下曽我/国府津、(中小国/木古内)そのうちで太字の駅が2社の列車が乗り入れ、実際の境界駅とされます。(新幹線駅は除く)

 

そのトップバッターとしてJR東日本の熱海駅

 

熱海駅 在来線はJR東日本、新幹線はJR東海 所属はJR東日本

 

国土地理院2.5万分の1地形図『熱海』(平成21年発行)より

 

以前、三島の駅そばのネギは青(緑)だが、熱海駅の駅そばは白ネギだろうと書きました。

 

そこで、横浜出張の合間に熱海に行って確かめてきました。三島と同じく、掻き揚げそばを注文しました。

 

結果、予想通りネギは白ネギでした。汁の味付けも関東風でした。ただ、てんぷらのサクラエビは駿河湾に向いた三島駅の方大きくたくさん入っていたように思えました。

 

薬味のネギの白/青の分水界は箱根外輪山西側~伊豆半島相模湾・駿河湾分水界ラインにあるということになります。

 

このように、熱海駅は鉄道会社の境界駅であるだけでなく文化の境界駅でもあるわけです。

 

熱海そば店内

熱海駅の掻き揚げ天ぷらそば

 

(参考)三島駅の掻き揚げ天ぷらそば

 

JR東海の車両も顔を出すが、ホームの自販機はJR東日本の関連会社

 

JR東日本の185系踊り子号が到着(2018年6月)

 

熱海駅は在来線東海道線におけるJR東日本エリアの西端の駅かつ静岡県唯一のJR東日本管理の駅。

 

熱海市はテレビは関東エリア、電気も関東と同じ50ヘルツ。平成の大合併時には本気で神奈川県編入を考えていたようです。