遂に来てしまいました美々駅最後の日。

 

私はいたたまれなくなって、昨晩美々駅に出かけました。行きは札幌駅21時24分発の2838M苫小牧行き。22時15分美々駅着。この列車は上り最終のひとつ前のものです。

 

列車が美々駅に到着すると、なんと10人以上の降車客がありました。ホームにはすでに鉄道ファンが50名近く控え。さらにはテレビカメラが一台、また、多くのJR北海道の職員がホームや駅周辺に控え、明日からの駅廃止の準備を始めていました。

 

22時39分、美々駅としては最後の下り列車となる2845Mの客となって札幌に戻りました。

2838M美々に到着

2838M美々を発車(写真の男性は警備のJR北海道社員)
跨線橋に向かう降車客

ホームに詰めたファンたち。鉄子もいる

駅名票をカメラに収める人

跨線橋より植苗方面を見る

Kitakaで改札を出る

駅前には数台の車が詰める。



一般車はお断りの様

JR北海道社員がすでに作業の準備を始めている

立ち入り禁止の看板を製作中

駅舎内に入るファンは少なかった
 3月3日いっぱいで駅廃止の張り紙

ホームに入る

照明も今日が最後か?

22時39分、美々駅としては最後の下り列車となる2845Mを待つ人たち

上り貨物列車が通過

上りすずらん12号線が通過

22時39分、美々駅としては最後の下り列車となる2845Mが到着


美々駅,元々のアイヌ語名は、川が集まるところという意の"bet bet"または"pet pet"だったようです.

この音は,北海道・東北地方の方言での女陰(ベンベ)に近い音なので,敬遠される傾向がありました。当初「辯(弁)辺(べんべ)」であった室蘭本線の駅は「豊浦」というつまらない和名に改称さてしまいました。

 

美々の場合当て字が佳かったために残り,いまでは爽やかな響きさえ感じさせます.その駅も今日からなくなってしましました。ちなみに帯広ももともとは"pet pet"でした。(日本国有鉄道北海道総局「北海道駅名の起源」1973年より)

 

2.5万分の1地形図 千歳 より