「金貸してくれよ。10倍にして返すから!」
ダメな奴が、よく言いそうなセリフです。
競馬であろうと、競艇であろうと、カジノであろうと、
10倍という数字は、良く見かける数字です。
1万円借りて、10倍くらいバックのある、賭け事をして、
1万円を11万円くらいにすることは、ラッキーを含めて、起こらないことではありません。
でも、こんなラッキーが起きても、「ダメな奴」は、喜ばないじゃないですか。
だって、1万円を11万円にしても、お金を返すだけで終わり。
ダメな奴のところには何も残らないし、
ただ、約束を守っただけになるじゃないですか?
なので、結局、ダメな奴は、ラッキーが起きても、起きなくても、
ギャンブルをやり続けて、どんどん負けていって、借金まみれになります。
ダメな奴の特徴として、「良い時、良い結果しか覚えない」ということがあります。
一度味わった、快感を忘れられず、さらに、快感を追い求めて、危険な賭けをしていき、
借金を増やし、増えた借金を返すために、また、さらに当たりにくい、危険な賭けをする。
もうドロ沼です。
じゃあ、ギャンブルは、金をなくすだけなのか? といえば、
答えは、そうでもなくて、
全体の参加者の、0.5%前後の人たちは、ギャンブルで生計を立てていたりもします。
シンプルに話すと、
日本全国に、高校が4000校くらいありまして、
そこに、大体、サッカー部や、野球部があって、
サッカー人口、野球人口、はそれぞれ、4000x30、くらい。
その中で、プロになれるのが、年間100人づつくらい。
その中で、日本代表になったり、解説者や、コーチとして、
長く安泰でいられる人は、5人いるか、いないか。
つまり、どんな世界でも、職業として、きちんと成り立つ人なんて、
全体の0.5%くらいなんですよ。
つまり、ギャンブルも、1日8時間くらい、研究に費やして、準備すれば、
職業として、成り立つかも、しれない。その確率は、プロスポーツ選手並みだ。
ということになります。
自分の実力や、現状が見えない、「ダメな奴」が、うまくいく訳ないんです。
下準備とか、予習、復習、が嫌いだから、
一攫千金の幻を追って、ギャンブルする訳ですから。。。
でも、この話、起業にも、投資にも、当てはまるんです。
起業した会社は、9割以上、5年持ちません。
株式や、FXなどの投資者の、9割以上は、借金をして、相場から退場します。
どんな仕事でも、「一本立ちする」「いっぱしになる」ということは、甘くないんです。
多くの日本人の方々が、ギャンブルや、投資や、起業を、笑うようですが、
そんな早計な判断は、失礼千万で、
きちんと、努力して、下積みして、研究して、
立派に、自分の道を切り開いている方々が、たくさんいます。
職業に貴賎はありません。
中途半端な「ダメな奴」が目立つだけなんです。
「自力で生きていく」って、大変なんですよ。どこの世界も。。。