六月の勝利の歌を忘れない 2010 | 笠原秀幸オフィシャルブログ「おしゃまblog」Powered by Ameba

六月の勝利の歌を忘れない 2010

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"笠原の事は中沢だと思ってる。這い上がって、キャプテンマークを巻け"


僕も、不安な明日へ向かう為に、励みにしてる言葉や出来事が

一つや二つ、三つ四つあって(要はたくさんあります)

その中でも、この言葉は、かなり高い位置にあった言葉なんですけど。


いつだったか、ある映画監督に言われた言葉なんですけど

名前がね、思い出せないのです。


この言葉にとても説得力と重みがあるのは

その映画監督が、8年前の日韓ワールドカップの時

(あれは、8年前でしたか?)


"六月の勝利の歌を忘れない"

というタイトルで、日本代表に密着ドキュメンタリーを撮った監督だからなんですけどね。


その映画監督と一緒に"パラグアイ戦"を観戦しました。

名前は、岩、岩ぁ、何でしたでしょうか?思い出せません。



結果はね、とても残念でしたね。

僕らが見ていたお店も、まぁ、僕らしかいなかったんですけど


皆さんと同じように、負けてしまった瞬間に、パキっと

何か時が止まってしまったんじゃないかという空気感になったんですよ。


そしたら、おもむろにその岩、岩なんとかという映画監督さんがこう言ったんですよ。


"笠原。駒野に、顔が似てるなぁ"って。


え?って。僕だけじゃなく、そこにいたみんなも。え?って。

そしたら、続けてこう言ったんですよ。


"ちょっと、うなだれてみて"


僕はなんて言うか、プロ、ですからね。

ましてや、あの瞬間は皆さんと同じように僕も、駒野選手に感情移入していましたから

駒野選手のようにうなだれるのは、大した事ではなかったんですけど。


"うん。やっぱ似てるなぁ"


今、思いだしました。その映画監督の名前は、岩井さんです。

岩井監督です。まだ、下の名前は思いだせないんだけれども。


本当はここでね

中沢って言ったり、駒野って言ったり、どないやねん。

"どないやの変"という感じでね、まとめようと思ったんですけど、違うなと思いました。


あの瞬間確かだったのは

2時間の応援&終了時刻が深夜という事もあって

南アフリカにいる訳でも、選手でも関係者でもないのに

異常な徒労感や焦燥感に包まれていたんですよね、現場が。



そこで、岩井さんの、笠原は駒野に似てるよね発言は確実に、

ほんわりさせたんですよね、現場を。


ここで、ハッとして、グッときました。


なるほど、岩井作品における笠原の出てくる立ち位置と

同じだ、一字一句符合しますってね。


そういう事だったみたいです。


と、同時に僕は、岩井監督の下の名前を思い出しました。


お会計は、誰も気づかず、驚くような早さで、岩井さんが払ってくださいました。


それはまさに、瞬時の出来事でした。



(このblogで言いたかった事は、笠原は駒野選手のPKを外した後の動きを完コピしました。という事です。)

(真央ちゃんの涙のインタビュー完コピ以来の衝撃作品です)

(そして、たった今、二つとも封印しました)



また、次のおしゃまでね!