おしゃまのおもひで。 | 笠原秀幸オフィシャルブログ「おしゃまblog」Powered by Ameba

おしゃまのおもひで。




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僕は、野球チームをやってるんですが


ここ一年ほど、試合をしてません。



思い出すは、あの日のあの試合。



あれは、モワっとするような夏の試合。


おしゃまが、キャプテンという立場を利用して、スタメン、ファーストで出場した試合でした。



ピッチャーは、おしゃまblogに出たがる、勝地くん。


僅差のゲームの中、必死に腕を振って投げていた試合でした。



ランナー二塁。一打同点にされてしまう場面。



勝地くんの気持ちのこもったボールは、ポコーンと、いとも簡単におしゃまの横を通り抜けて、ライトに転がっていきました。


そのボールの先にいたのは、おしゃま大臣こと、1番ライト小栗くん。



こういった場合、ファーストを守るおしゃまは、キャッチャーとライトの間に立って、ボールを中継する訳なんですが。


彼は、躍動感溢れる捕球をすると、二塁からホームを狙うランナーをアウトにするべく、レーザービームさながらのスローイングをしました。



みなさんもご存知の通り、イチロー選手のようなレーザービームの場合、ファーストが中継する必要はありません。




しかし、あまりの良い球に、おしゃまは思わずボールを捕ってしまいました。


でも、大丈夫、すぐに投げれば、タイミングはアウト!!


おしゃまは勢い良く振り返り、キャッチャーめがけてボールを投げようとしました。




しかし、その瞬間。


忘れもしません。その時、キャッチャーだったのは、助っ人で来てくれていた上地くん。


野球のうまさは皆様も周知の事実だと思います。


しかし、事もあろうか上地くん。明後日の方向を向いて、ボーっと立っているのです。




おしゃまは混乱し、投げていいものか分からず、止まってしまいました。


そして、悠々と、ランナーはホームに帰ってしまいました。



後々分かった事ですが、上地くんがボーっとしていた理由は、ホームに帰ってくるランナーを油断させる為。


敵をだます作戦に、おしゃまがだまされた訳です。



その後の空気感、思い出すだけで、おそろしい。



ライトから、まるで鬼の首を取ったかのような、怒号。


マウンドからの、あまりに冷ややかな後輩からの視線。


ベンチからの、哀れむような溜め息。



おしゃまは真剣に、どこかに穴がないか探しました。


でも、どこにもありませんでした。



あの瞬間が、グローブを置こう、そう決めた瞬間でした。



ただ、おしゃまが評価されているのは、野球のうまさではなく


自己顕示欲の激しいこのメンバーを、まとめる事ができる事ですから。



今も、仲間達との楽しい未来を創造しています。




今回のblogの教訓は


逃げる場所なんて、無いんだぜ!って事です。


そして、自分の才能を須く理解し、ポジティブにシンキングしていくって事です。



また、次のおしゃまでね!