今週日経日曜日朝刊(2017年4月2日朝刊3面)に、現代の新しい問題として、デジタルカルテルの問題が持ち上がっておりました。既に、アメリカでは連邦控訴裁判所で、争っているようです。
日経の記事によりますと、「ウーバーは運転手を独立した運転手として登録している。……より多くの顧客を取るために、あえて安い料金で顧客を乗せることを運転手が選択できる仕組みにはなっていない。ウーバーの価格は混雑時には平時の最大8倍に跳ね上がることもある。」とあります。
結局、事業者間の自由な価格設定をする機会を失くし、自動的に高値の設定に合わされて、登録運転手(個人事業主)に提示する。ここには、人の意思は介在しない。つまり、普通の談合(カルテル)のように、事業者間の意思は存在していないのです。
こう言ったシステム……AIやIoTでつながったシステムでは、最適値の価格設定がAI乃至コンピュータ(のアルゴリズムを通じて)側で行われ、ほぼ横並びの状態になるわけです。そうすると、安値では消費者に提示されません。これは、事業者間の競争を促すことにはならないわけです。ここでの価格決定はAIやコンピュータ(のアルゴリズムを通じて)側でなされ、しかもそれが価格の最適値をネット経由でAIなどが一通りおさらいすれば、自動的に、人の意思を介在することなく、はじき出され、提示されるわけです。
こう言った新しい予想もしなかった問題が、今後しばらくは出てくると思います。
法律も、このような予想もしてなかった問題には、対応できていないのではないでしょうか。