こんばんは。

無事にDream Live 2014が終了し、それと同時にミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンが幕を閉じました。

今回は過去最長ブログになってしまいましたが、読んでいただけると嬉しいです。


先ずはドリライにお越し下さった皆さん、ありがとうございました。



2年前、全国大会 比嘉公演から青学が6代目から僕達7代目に代替わりし、6代目の皆さんから繋がれた襷を握り締め、全国優勝、そして2ndシーズンのフィナーレを目指し、2年間青学として、その部長である手塚国光として突っ走ってきました。

青学12人が誰一人欠けることなくゴールできたことを幸せに思います。



しかし、当初は先代の方から繋がれたものの大きさ、重さに気づけなかったり、その意味がわからなかったりもしました。

自分の役を演じるのに、座長としていろんなものを抱えている勇輝を青学部長として支えれるように、安心してもらえるようにということに必死やったから。

しかし、お客さんの前に立ってみて、繋がれたものの重みに初めて気づきました。

ちゃう、それだけじゃないんやって。

そして、公演を経て行くごとに青学として認められたい。

主役校に相応しい、最強チームになりたい。

会いに来る価値のあるチームになりたい。

そして、愛され続ける青学でありたい。

そういう思いを強めていったんです。

しかし、そうなるためには12人で一つにならないといけない。

でもそう簡単にいくものではなかったです。

当たり前ですが、人それぞれ性格が違えば、考え方や捉え方、目標や意識の持ち方が違うからです。

僕は経験も無ければ、年も下の方やしな…と、どうしたらいいのかわからず、かなり迷っていました。

そんな時、ヒントを与えてくれたのが僕が演じた手塚国光という存在でした。

多くを語らず、背中でチームを率いる姿。

その分自分に厳しく、努力を怠らない。

時には自分を犠牲にしてまで勝ちにこだわる気迫。

また、誰よりも熱く、部員思いなのに何一つ表に出さない冷静さ。

…これや。

そう思い、そんな手塚に、そして自分らしい部長になれるように必死にもがいた2年間でした。

自然と一日足りとも部長としての自覚を忘れた日はありませんでした。

正直、部長って何やねんって思ったり、辛くなったこともありました。

それでももがき続けた分たくさんの貴重な経験をさせていただいたし、みんなの色んな面を知ることができて、今では7代目青学の皆が大好きやし、部長としても誇りに思っています。

そして、何よりも辛かった分、こんなに幸せになれるとも思っていなかったです。

僕に明確な目標と責任感を、足りない部分を埋めてくれた手塚国光に心から感謝です。

{804B25AF-806A-42EF-81C7-BB3B9B383207:01}

ボロボロになりながらも何とか耐えて一緒に頑張ってくれました。

多和田国光メガネ殿、お疲れ様でした。

手塚国光くん、本当にありがとうございました。

これからも油断せずに行こう。



僕達がこうして笑顔で終えることができたのは自分達だけの力ではありません。

一緒により良い公演を作り上げるべく、ステージに立つ者として日々切磋琢磨し、いろんな壁を共に乗り越えてきたキャストのみんな。

大変やったけど、手を取り合って試行錯誤した日々はそれ以上にほんまに楽しかったです。

ありがとうございました。

これからは変わらぬテニミュファミリーでもあり、ライバルです。

『俺はあいつよりもっと 輝いてみせる』(「輝け、もっと」より)



そして、いつも素敵で万全なステージを用意してくださり、きっと一番大変な様々な仕事をこなし、常に僕達を輝かせてくれたスタッフの皆さんがいなければ、絶対成し遂げられなかったです。

感謝してもしきれない程です。

温かく、時に厳しく指導し、未熟な僕達を育ててくださって本当にありがとうございました。

またいつか仕事でご一緒できたら嬉しいです。



そして、ファンの皆さん。

バラバラだった僕達をどんな時も信じて見守り、応援してくださってありがとうございました。

ドリライ千秋楽の青学バラード『笑顔を見せよう』~青学7代目のスタートラインでもある『ROAD』を歌っている時、いろんなことが走馬灯のように頭を駆け巡りました。

笑顔が一番似合うチームだな、素敵な仲間と、スタッフさんと、ファンの皆さんと出会えたな、いろんな方と笑顔のキャッチボールができたな。

フェアウェルパーティーでは震えながらも、不安に押し潰されそうになりながらも全力でただがむしゃらにROADを歌っていたな。

あぁ、本当に諦めずにここまでやってきてよかった。

そう思いました。

皆さんの声援がどんな時も僕達の背中を押してくれました。

僕は常に笑顔を届けたい。

夢と活力を与えられる存在になりたい。

そう思ってパフォーマンスしてきました。

それはこれから先も何一つ変わりません。

そして、千秋楽ではこれまで聞いたことのないぐらいパワフルで愛のある歓声と拍手を浴び、素敵な景色を見させてくださり、こんなにもたくさんの愛を頂けるチームになったんだと思うと胸が熱くなり、自然と幸せの涙が溢れてきました。

今も皆さんからの声援と笑顔を思い返すと涙が出てきます。

たくさんの愛をありがとうございました。

これから先もふと7代目を思い返すと笑顔になれるような、皆さんにとってずっと愛され続けるチームでありますように。

本当に本当にありがとうございました。



最後に2年間共に突っ走ってきた青学メンバーについて書かせてください。



瑞紀。

{C6C4D220-0ED6-4FA6-8224-CBEE9CDEBD20:01}

テニミュが大好きで、テニミュマスターの瑞紀。

ちょっと不器用なところもあるけど、いつも必死に何かを伝えようとしてくれてたね。

いじりか本気のやつか、なかなか判断できない瑞紀はかなり面白かったです。

お前こそいじられ王子様や(笑)

トリオとしても全力でもがいて探していたのも知ってる。

いつも先陣切って行動してくれてたね。

よく頑張りました。

俺はそんなぶきっちょで優しい瑞紀が大好きです。

ほんまにありがとう。

たま~に吐く毒舌がほんまもんのカツオのようでした(笑)




理陽。

{D06FB0E9-581D-4C08-9FF9-2AD75947C201:01}

青学最年少ながらも高いクオリティの持ち主、理陽。

最初は借りてきた子犬みたいやったのにいつの間にやら青学楽屋でいつもみんなに笑いを誘ってくれてる存在になってたね。

ほんまにありがとう。

そういえば、いつからか『秀弥くん♪』と嬉しそうに呼ぶ姿がそのまんまカチローで、びっくりしたのを今でも覚えてます。

俺は実は寂しがりやなところも、ちょっと期間が空くとすぐ人見知りになってまう、そんな理陽も愛らしくて大好きです。

舞台上ではカチローとしていろんな人に癒しを与えていたはず。

お前こそハイスペック王子様や。




義人。

{93F6186B-C960-4695-B3FA-2609F6C4954B:01}

トリオの主格とも言えるポテンシャルの高い義人。

最初は借りてきた子犬と言うより、どっか知らん場所から落ちてきたみたいに人見知りしてたのに、今や義人ならではのセンスを活かしてみんなを笑わせ、和ませてくれてたね。

理陽とタッグを組ませたらものごっついおもろい化学反応起こすんで、ある意味危険です(笑)

個人的にかなりツボでした(笑)

堀尾としてもいつも明るく、時にシリアスにベンチを盛り上げてたね。

俺は一歩引いたところで周りを見れる大人な義人も無邪気にはしゃぎまくる義人も大好きです。

ほんまにありがとう。




達成。

{2F0BC98C-6B33-49FB-898B-97D587E463AC:01}

青学一の運動神経の持ち主、達成。

最初は海堂ばりに無口やったのに今や喋るわ喋る(笑)

青学の暴れん坊将軍って感じやな。
昔は少し強がりでやんちゃな部分もあったな。

同じ歳の俺が言うのもおかしいけど、かなり大人になりました。

いつの間にかいろんな人のええとこを吸収してるんですよね。

時には熱くなると止められなくなるぐらい燃えたぎるし、ものごっついパワーを発揮するのが達成のすごいところでもあり、尊敬もしてます。

普段ツンケンしてる分、たま~に出るシャイなところも子どもっぽいところもとても海堂らしく、ほんま可愛かったです。

俺自身、達成からもたくさんの刺激をもろてました。

ほんまにありがとう。




真修。

{1E5F2693-C55B-4BE7-97C1-62E4BFE02006:01}

いろんな一面で青学一のくせ者やもしれぬ真修。

少し天然なところがあって、いつもみんなを和ましてくれた真修。

2年間、ましゅちゃんワールド全開でしたね。

みんなその虜やも?(笑)

ほんまに素直な真修は皆さんご存知、ピュアなのですぐに泣いてしまいます。

そこが真修のええところであり、ほんまに可愛らしい部分でもありました。 

何故か、真修が泣くと僕も親心みたいなんが生じて泣いてしまうんです。

いっつも元気にアクセル全開で熱く、ワイルドに、時にお茶目に、まさに彼こそTHE・桃ちゃんでした。

舞台上で常に熱く突っ走る姿にみんな感化されたはずです。

ほんまにありがとう。




章平。

{83A836A1-8FDF-4544-AE6C-0BFE84DAB7A5:01}

青学一の包容力と落ち着きを持つ男、章平。

初めは筋肉すごいくて何と言うか、ちょっと強面やな…とか思ったけど、そんなもんはすぐにひっくり返りました。

え…この人、優しさの塊やん!!みたいな(笑)

ほんまに落ち着いて周りを見ていられる章平は僕にとって頼れる仲間でもありました。

全国立海の時に『秀弥が部長で良かった』と言われた際はちょっと恥ずかしかったけど、本気で嬉しかった。

努力家で常に悩んで探してる章平の姿に俺自身がハッとさせられた時もあったし、きっと青学メンバーにもいい影響を与えてくれていたと思います。

そんないろんなことを引っくるめて、素敵なタカさんでした。

ほんまにありがとう。

章平が本気の顔で『ダンスに行きたい』と言ってきてくれた時のこと、嬉しくて今でも忘れません。

これからもダンス頑張ろな。
あ、筋トレも!(笑)




成弥。

{143C6797-65DD-4198-BDE5-58ECD7C34788:01}

青学メガネコンビ・身長ビックコンビの成弥。

一番最初のキャラ撮が一緒でたくさん喋ったのが成弥。

まさかこんなにも心中穏やかじゃないやつとは知らずに…(笑)

例えば、『俺めっちゃ食えるんすよ!』とか言いながら青学とスタッフさんと食事に行った時にそんな言う程食べれてなくて、僕の方が食べてた時は爆笑もんでした(笑)

基本めっさいっぱい食べるし、青学一の強大な胃袋の持ち主やもしれませんね。

そんな穏やかじゃないね~の名ゼリフを生み出したおもしろ成弥ですが、普段は直前まで入念に歌の練習をしたりする、まさに乾なかなりの努力家でした。

結構な緊張しいなのも可愛らしいところです。

俺が夢に見てた手塚・乾 ダブルスも楽しかったで!

ほんまにありがとう。




麻璃央。

{1CB25B13-3B7D-45E5-B898-E568C0E3A3A5:01}

笑顔120点、青学一の感動しいやもしれぬ麻璃央。

そういえば、いっちゃん最初に顔合わせで連絡先交換したの麻璃央やったなぁ。

約2年半前のことやのに意外と覚えてるもんですな(笑)

まりちゃんはどんな時も変わらず、マイペースでした。

これって案外すごいことやと思うな。

常に周りに流されないで自分らしくおれるってことやから。

僕もマイペースやからか一緒におると何でかめっさ落ち着くねんなぁ。

そして、菊丸らしく舞台上での明るい姿、キラキラしていたまりちゃんはきっとたくさんの人に笑顔を与えていたはず。

青学を照らす太陽みたいなやつだったのかもしれません。

ほんまにありがとうな。

あ、ましゅちゃんと同じでまりちゃんが泣いてるの見ると不思議と突然涙が出てきそうになるんですよね(笑)

またのんびり散歩でも行きましょか。




矢田ちゃん。

{61A3FA71-5F41-4702-BDEF-5F9DFA483F89:01}

僕の秘めていた関西弁を見事に引きずり出した矢田ちゃん。

初めは全然喋ってなかったのにいつの間にやら二人セットでうるさいと言われるまでに喋り、ふざけ倒す仲になってました(笑)

きっかけはきっとダンスやったと思いますけど。

最初は踊れるイメージがあった不二役で、かなり苦手意識があったダンスを好きになってくれ、僕は苦手意識しかなかった歌を矢田ちゃんのお蔭で好きになれた気がします。

矢田ちゃんはいろんなことを瞬時に判断でき、頭の回転が早いから一緒におって学ぶことばかりでした。

矢田ちゃんワールド全開な2年間だったので舞台上でもいろんな不二をたくさんの人に見せ、盛り上げていたことと思います。

青学にもたくさんの刺激と笑いを与えてくれていました。

ほんまにありがとう。

引き続きダンス、歌も頑張ろうな!




一慶。

{421A0CF7-92FB-4A64-AB75-EB9508664DE4:01}

青学最年長として、母のように青学を見守ってくれていた一慶。

しかし、普段の稽古場や楽屋ではもしかしたら青学一お茶目やないんかなと思うくらい楽しそうにはしゃいでました。

何故か豆知識豊富で青学だけに留まらず、他校からもおもろい言われてる一慶はほんま素敵です。

個人的には比嘉公演でのファイト&ウィンを初めとし、一慶とのハモりが大好きでした。

もっと一緒に歌いたかったな~とよく話してたのもいい思い出や(笑)

良き理解者でもあり二人で何度も話したこともありました。

一慶が副部長やったからこそ、俺も部長として安心しておれたと思ってる。

感謝でいっぱいや。

一慶、いい感じだ。

ほんまにありがとう。




勇輝。

{71C83475-C906-4012-98F0-185037BCBA1E:01}

我らが座長、プリンス・オブ・テニミュの勇輝。

俺にはわからんぐらいきっと重くのしかかってくるものや、大変なこともいっぱいあったと思う。

でもそんなことを周りに感じさせず、一切見せずにやり切った勇輝はほんますごいです。

せやからこそたまに心からゲラゲラ笑ってくれたり、時にはいろんな感情をぶつけてくれた時はこいつを支えたいと心から思ったし、いっぱい刺激ももろた。

そんな勇輝がおったからこそチームのことも、公演でのこともいろいろ頑張れた。

二人でふざけた話からチーム、カンパニーのことまでめっさ話したな。

初めは人見知りのプロフェッショナルやったのに、今ではキレッキレのオヤジギャグやおふざけをしかけてくるようになりました。

前に『秀弥のせいで俺こんなんになってしもたわ!』って言ってきた時は心底嬉しかった。

これからもそのままで変わらずにおってくれよ。

勇輝がおらんかったら青学は、テニミュ2ndシーズンはこんなに大きくなれなかったと思います。

感謝の気持ちでいっぱいです。

お前こそ俺たちのプリンス テニスの王子様や。

4年間お疲れ様でした。

俺を手塚として受け入れ、二本柱として一緒に走ってくれてほんまにありがとう。




書いても書いても書ききれんぐらい、7代目青学は愛すべき最高のチームでした。

こんな素敵な家族に出会えたことに感謝。

ありがとう。

そして、これからもよろしく。




なんか、こうして気持ちを書けば書くほどやはり少し寂しい気持ちはありますが、終わりは始まりです。

もう次へ向かって走り出しています。

テニミュも続く。

多和田秀弥の役者人生も続く。

終わりであり、スタートラインでもあります。

この先、俳優、表現者として多和田秀弥が大きく羽ばたいていけるよう、皆さんに成長した姿をお見せできるように、そしていつの日かテニミュに恩返しができるように頑張っていきます。

{C00CC1A4-7B85-4777-9F32-F088343F60A1:01}

{7B83856A-AE74-4AD0-B1FE-FF55FF2C67AE:01}


改めまして、本当にありがとうございました。



これからもどうか、多和田秀弥の応援をよろしくお願いします。



それでは、今日はこの辺で!!



P.S.
手塚国光は全国制覇までに天衣無縫になれなかったですけど、僕は皆さんのお蔭で天衣無縫になれました。