前回調教は坂路調教が一番状態や適性を判断する参考材料になると言ったが、それはまず単純にトラックコースの調教はカメラの位置の関係で映像が横からになり併せ馬で内側になると外の馬に隠れて走りを確認出来ない事があるが坂路調教では正面からの映像になるので隠れて写らないことがない。

なんだそんな事かと思われる方も居られるかもしれないが私は調教で馬の走りフォームに注目してそのフォームから適性を予想しているのでこれは大変重要な問題である。

そしてフォームから短距離向きなのか長距離向きなのかなどの距離適性、先行向きか差し向きかなどの脚質適性まである程度のことは予想する事が出来る。
勿論レースで本来のパフォーマンスを発揮出来るかを測る指標にもなる。

私が調教で注視している点を簡単に言うと
フォームで適性と体調は良いか疲れがないかなどのフレッシュ度を
調教時計で心肺機能の仕上がりと陣営の本気度を見ている。

フォームはどこをどう見れば良いのかというと簡単には説明しづらいのだが
一番重要視しているのは走っている時の肩と前肢がしっかりと前に出ているかを見る
それに加えて全体のバランス、重心の位置を意識しながら見ていくがこちらは少しなれるまで分かりにくい部分かも知れないが、何回も意識して繰り返し見ていけばわかって来る。

競走馬の状態を判断する基本は前後のバランスや肩と前肢の出方など
佐藤哲三元騎手がテレビやラジオなどで言っていることと基本的に同じで
少し専門的で難しく思われるかも知れないが馬の動きを注視することである。

競走馬の状態は調教に注目して何度も経験を積み重ねることで必ず誰でもわかるようになる。