ブログ、、、

最近のブログは、食に関する事やテレビの話題が多く(結構ディスってます笑)、詳しく認知症の事を書いて欲しいと要望があったので、専門家らしく書いてみます。

テーマ:認知症と前頭前野
認知症になると介護が大変っという声を聴くので、介護が必要となる脳の原因を解説します。あと、どうケアをしたら良いかとの相談も受けたので、、、
※実際の相談者の方には以下の解説をより丁寧に、噛み砕いて、時間をかけて説明しました。

アルツハイマー型認知症になると、脳の「前頭前野」
という場所が萎縮します。

前頭前野の働き
①感情コントロール

②思考

③意思決定・判断

④コミュニケーション

⑤記憶の整理と表出


認知症になると、①〜⑤の機能が衰えます。

では、①〜⑤の機能が衰えると、どうなるかを1つ1つ観ていきましょう。

①感情コントロール
感情コントロールとは怒りや喜びなどの感情を状況や相手などに合わせて、コントロールすることです。
このブログを読んでいるあなたは、人混みで嬉しい事があっても大声で叫んだりしませんよね?
ちょっとした事で怒鳴り散らしたりしませんよね?
しかし、認知症の人は感情コントロールができないので平気で怒鳴り散らしたり、大笑いしたり、急に泣き出したりします。つまり、その場の空気や人に合わせた感情表現が苦手なのです。

②思考
読んで字のごとく、物事を考えるのことです。
生活の中で人間は、明日の予定を考えたり、目の前にある課題や問題の解決方法を考えるなど様々な場面で思考を必要とします。思考することで、状況やルールに沿った行動や判断ができます。
認知症になると、生活で思考停止の状態になることが多くなり、脳も身体も停止します。停止状態が生活の場面で続くとスピードが遅くなるのはもちろん、判断を誤ります。例えば、「料理ができない」「外出する準備ができない」などの当たり前にやっている事ができなくなります。
あと、徘徊は思考が錯乱してる時にもおきやすいです。

③意思決定・判断
②の思考と比べると、周囲を巻き込む事が多くなります。
料理中に判断を間違えると、味が大きく変わります。
運転中に判断を間違えると、人を殺します。認知症の人はイエスorノーでの判断は苦手です。

④コミュニケーション
コミュニケーションは言葉以外にもたくさん方法はあります。
相手の表現や声のトーン、距離感、顔色などなど・・・。
認知症の方は非言語的コミュニケーションを察するのは、、、得意です!
相手のちょっとした雰囲気や場の空気を察します。
認知症の人におけるコミュニケーションの問題は表出や表現の仕方です。
言語がうまく使えないこともありますが、どう伝えたら良いかわからないのです。だから、怒鳴ったり、泣いたり、徘徊したり、うんこを持ち運んだりするのです。

⑤記憶の整理と表出
前頭前野の記憶は覚えることより、整理し、必要な時に出すことです。
認知症の人は出そうとすると混乱します。
理由は間違っていないかと心配になったり、情報がごちゃごちゃになったりするからです。


まとめ、、、
色々長く①〜⑤までについて書きましたが、要は・・・
実際の場面では①〜⑤まで複雑に絡まってます。
なので、その人にあったケアをしてあげてください。

あと、なってからのことを悩む前に、どうやったら認知症にならないか考えましょう!

詳しくは
⬇︎

関西で唯一の
認知症専門塾LAPRE

{2C8B4A95-A9A8-4141-9B7B-97E65655C63E}